まずは、仕入れた北海道産の豚ロース肉の中から、職人の目に適うものを厳選します。
肉の部位の中でも、ロース肉は個体によって肉質が大きく異なるそう。
そして、使用する調味料は非常にシンプル。
添加物を使用せず、塩・砂糖・香辛料、これらをロース肉1本1本に対して、職人が自らの手で擦り込んでいきます。
その後、最もハムが美味しくなるという、14日間の低温熟成へ。ここにもこだわりが詰まっています。
3日に1回、ロース肉の様子を確認。
そしてムラの無い仕上がりになるように、ロース肉の位置や向きを調整しています。その後、いよいよ味の燻煙作業に移ります。
びらとりハムの工房がある、二風谷(にぶたに)では、地元の木を使った民芸品や工芸品造りが盛んに行われています。
その製造過程で生まれる木くずや、二風谷に自生する、桜の木のおがくずを使って燻煙しています。
この燻煙の作業を通して「二風谷の魂と命を、ロースハムに込めたい」と、代表の泉澤さんは語っています。
▼泉澤さん「地元があってのびらとりハム。それをいつまでも忘れないようにしていきたい思いがあります。」