札幌市にこの春、ちょっと変わった中華料理店がオープンしました。
未経験でも名シェフになれるその仕組みとは?
「チャーハン」に「塩焼きそば」、そして「回鍋肉」も。
札幌市中央区にこの春オープンした、中華料理店「日々中華」です。
一見、普通の飲食店に見えますが、厨房に料理人はひとりもいません。
調理しているのは最新調理ロボット「BOTINKIT MAX(ボッティンキットマックス)」です。
調理方法は、回転する鉄なべの中にアナウンスに合わせて食材を入れて混ぜるだけ。
塩、コショウなど、調味料もロボットが0.1グラムの単位の正確さで味付けします。
調理時間、わずか3分。あっという間にチャーハンができ上がりました。
中華料理の「とある名人」がレシピ開発に協力しているということですが、チャーハンに目がない記者の感想は?
「お米もパラパラですし、味付けもちょうど良くて手料理と変わらぬおいしさです」
他にも回鍋肉など、およそ6種類のメニューを日替わりで楽しめて、価格は1品500円!
ロボットには中華、和、洋、合わせて1000種類以上のレシピが登録されています。
中華店はショールームも兼ねていて、調理ロボットの価格は1台およそ500万円です。
晋南貿易の曲幸四社長は「食堂・レストランが中心だと思うんですけど、今後は社員食堂とか老健施設だとか病院の食堂にも広げていければ」と展望を話してくれました。
慢性的な人手不足に悩まされている北海道内の飲食業界。
このロボットは、近い未来の飲食店の風景になるのかもしれません。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年6月10日)の情報に基づきます。
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