2024.07.02
暮らす伝統工芸を現代の生活に取り入れる、「和モダン」の世界が体感できるショールームが札幌市にオープンしました。
グラスに刻まれた幾何学模様が鮮やかな江戸切子に、ざらついた質感が魅力の岩手県の南部鉄器。
伝統工芸品が並ぶのは、札幌市にオープンした「和モダンN6北円山」です。
一歩足を踏み入れると、洗練された和の空間が広がっています。
防雪フードなどを販売する札幌市の「ヤブシタ」が手がけたミュージアム型ショールームで、全国各地の伝統工芸品を展示・販売し、現代の生活に取り入れる「和モダン」を提案しています。
工芸品は、職人による製造工程を映像で見ることもできます。
また、伝統工芸を現代的にアレンジしたオリジナル商品も販売しています。
こちらのソファは、実は着物の生地で作られています。
シックな雰囲気で洋室にも合いそう!
ダイニングテーブルは一枚板を使ってレーザーカットで組子柄をくりぬいて、テーブルの間に挟んでいます。照明にもなり、一気に華やかな印象になりますね。
和モダン販売ディレクターのわしこさんは「現代に合うテイストに少し変化をつけるだけで、家に取り入れやすくなってくる。継がれている伝統を壊さずに、敬意を持ちながら、取り入れている」とこだわりを教えてくれました。
入場は無料で、じっくり工芸品を見てほしいという思いから1日3組限定の完全予約制となっています。
さらに「和モダン」に浸りたい人には、着物の着付けや、専用の茶室での茶道も有料で体験することができます。
伝統工芸の職人たちの息吹を感じられる「和モダンN6北円山」。
海外からの観光客にも注目される、札幌市の新たな観光スポットになるかもしれません。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月30日)の情報に基づきます。