2024.06.30

食べる

読むとヨダレが止まらなくなる…マンガ「山と食欲と私」に登場する「ごはん」へのこだわりとは?【作者・信濃川日出雄さんに特別インタビュー!】中編

日々の食卓も山ごはんにつながる

「山と食欲と私」第1巻・第10話、99p](Ⓒ信濃川日出雄/新潮社)

高尾山に登った友人とは、山ごはん対決をしながら山に登るようになりました。3回目くらいで、とんかつ弁当にカレーを掛ける山ごはんで、僕が勝利しました(笑)。

元々食べることが大好き。料理は一人暮らしを始めたときからしています。その時の貧乏レシピが、山ごはんのアイデアになることもありますね。
例えば、「ズボラ丼」はアルファ米にツナとマヨネーズをかけて食べるものですが、今もやっています。

日々の食卓が、マンガに繋がるんですね

自分で作るものもそうですし、妻の料理からも着想を得ます。
あとは家族で外食に行っておいしかったものをマンガにすることも…。普段からネタを探しています。

第3巻・第24話・11P(Ⓒ信濃川日出雄/新潮社) 信濃川さんの妻が考案した「ジャンバラヤ」。食材に食材を詰めて持っていく「最難関レシピ」かも?

こういった手の込んだ料理と、簡単な料理、スイーツなどが1冊のマンガの中にバランス良く入るようにしています。

理想としている山ごはん像みたいなものはありますか?

カロリーが高くて、おいしそうなもの(笑)。 でも理想はひとつじゃなくて、色んなものを書きたいという思いがありますね。

あとは、全国各地の山に行くので、なるべく ご当地食材 を扱いたいなと思っています。
遠くの山に登るなら、その土地のものを食べられた方が、旅行としても楽しめますし。

第3巻・第32話・97p(Ⓒ信濃川日出雄/新潮社) 長野県でおやきを食べる鮎美ちゃんをまねしました!中身はもちろん、野沢菜!

マンガに出てくる山ごはんは全部実際に作っているんですか?

ほぼ全部作っていますね。登山に行って作ることもありますし、家で試してみることもあります。

先ほど登場した「まるごとトマトのジャンバラヤ」は家で妻と作りました。結構大変なので僕は山では作りませんでしたが、読者さんからは山ごはんにしたという報告も来ました(笑)

山ごはんづくりに欠かせないものはありますか?

クッカー、フライパン、メスティンの様な調理器具と、スプーンやフォーク、まな板、テーブルにもなるトレイ…。あとは「山食」とコラボしているナイフもありますが、その時の山ごはん作りに必要なものをピックアップして持っていきますね。

信濃川さんの私物、調味料の「三種の神器」

調味料はいつも、塩・コショウ・カレー粉を、小さい容器に入れて山に持っていきます。
「飽きてきた…」という時に、味変に便利なんですよね。

次々出てくるアイテムに興味津々…

マンガで出てくるバーナーは、信濃川さんが実際に持っているものだそう。そっくり!

山ごはんのエピソードに終始わくわく…!
ただ、「山食」の魅力はまだまだ終わりません。

山の景色、道中の植物のひとつへのこだわり、そして今暮らす北海道の魅力…
まだまだお話、聞いちゃいます!

続きは…
登山好きにも、そうじゃない人にも届けるために。マンガ「山食」のこだわりがスゴかった!【作者・信濃川日出雄さんに特別インタビュー!】後編

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部あい

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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