2024.06.22

深める

名物回転式レストランを囲む謎の線路…老舗ホテル最後の七不思議に迫る

レストランはどう回っている?

⑤速度を調節するのは?

蝦名支配人が見せてくれたのは、レストランを回転させるスイッチ。

速度もこれで決めることができます。

開業当時は1時間でぐるっと1周していましたが、お客から「気分が悪くなる」「お酒がはやく回る」という声があがり、最終的には3時間で1周するようになりました。

実は、このレストランを回転させている動力が、30cmほどの小さなモーターなんです。

このモーターが、レストランの下、2か所に設置されていて、レストラン部分を回していたのです。

⑥右にも左にも?

さらに右回転・左回転のボタンもついていて、通常の営業時には右回転。点検時などには、左回転を使用していたということでした。

そして、いよいよ線路の秘密に迫っていきます。謎の線路は、いったい何のために敷かれているのでしょうか。

そして何やら巨大な機械が乗っているのですが、これはナニ?

⑦レストランの謎の線路は?

「こちらは、ホテルの外壁メンテナンスや窓拭きをするゴンドラを走らせるレールです」

実は、窓拭き用のゴンドラは、ビルの上では、クレーンに吊るされており、レールを走行することで、ビルの壁面に沿って移動できる仕掛けになっているというのです。

こうして、5月31日でセンチュリーロイヤルホテルは、51年の歴史に幕を閉じました。

■【調査結果】
「レストランから見える線路の様なものは、窓ふきのゴンドラを吊るすクレーンのレールでした!」

さて、気になるのが、センチュリーロイヤルホテルが入っていたビルの今後です。

ビルを所有する住友生命によると「7月以降にビルの解体工事に着手する予定」とのことです。
今後の新ビル建設については「新幹線の工事とは関係なく、さまざまな環境を考えながら決めていきたい」ということで、まだ未定としています。

JR札幌駅前は、JRの新ビルや、ヨドバシカメラの新しいビルなどが計画されています。10年後の札幌駅前の風景は、ガラリと変わることになります。

文:HBC報道部もんすけ調査隊
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月31日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X