回転レストラン「ロンド」で、オープン当時からあるメニュー、それが「スパゲッティーセンチュリー」。
略して“スパセン”です。
ホテルの金子厚総料理長は、「ずっと多くの固定の客がいて『美味しい美味しい』と食べてくれた逸品」と話します。
「昭和時代からのB級スパゲッティという感じですが、オープンと同時に、ほとんどのオーダーが“スパセン”だったので、オープンする前から、20~30人分を作り、ずっと昼間は出続けていた」
しかし、今となっては、まさに幻のメニューとなってしまった“スパセン”。
そこで、金子総料理長に家庭でも作れるようにアレンジした“スパセン”の作り方を教えてもらうことに…。
(1)食材を細切りにし、スパゲティは0.5%の食塩水で、いつもより長めにゆでます。
(2)豚肉を塩コショウで下味をつけて炒めます。
(3)火が通ったら、臭みを取るために、油切りし、タマネギや長ネギなどの具材を、しんなりするまで炒めます。
(4)豚肉と茹でたスパゲティを混ぜ合わせ、調味料で味付けし、チキンブイヨンを混ぜます。
センチュリーロイヤルホテルの金子厚総料理長によれば、チキンブイヨンがなければ、お湯でもパスタの“茹で汁”でも構わないとのことです。
(5)さらにバターを混ぜ、食器に盛り付けたら、生卵を乗せ、刻み海苔をかければ“スパセン”の完成です。
ただ、あくまで家庭用の味つけなので、本格的な“スパセン”を食べてみたい方は、インターネットで販売されているソースを使えば、本物の味が楽しめます。
さて、51年の歴史に幕を閉じたセンチュリーロイヤルホテルの謎を探る、今回の「もんすけ調査隊」。
いまだから明かすことができる「回転レストランロンド」の秘密とは…。
あるスイッチにありました。