2024.06.17
食べる北海道の食を深堀りして、その価値を見つめるシリーズ「食の未来を考える」。
今回ご紹介するのは、フランスの伝統的な菓子の『フロランタン』です。
クッキーの一種ですが、このスイーツで地域の活性化を狙う人たちがいます。
駒ヶ岳の麓、オシャレな建物が目をひく、おおば製パン。
こだわりのまき釜から出てきたのは、フランスの伝統的スイーツ『フロランタン』。
本来はサクサクと固い食感ですが、こちらは、生の『フロランタン』です。
食べると…これまでのフロランタンとは一線を画すしっとりした食感!
「生」というだけのことはあります。
商品名は『生フロランタン おまめとみるくに花束を』。
しっとり感の秘密は、フロランタンの生地に混ぜ込まれた“おから”です。
開発したのは、眠っている資源で新しい産業と食文化の創造を目指す、函館のグループ、「ローカルレボリューション」。
「世の中で、光の当たってないものは価値がないものなのか…というと、そうではないと思う。見方を変えたり、角度を変えたりすることがすごく大事だなと思う」
そう話すのは岡本啓吾代表。
ローカルレボリューションは、2022年、岡本さんが、友人のミュージシャン、シェフと3人で設立しました。
近年、北海道南部で大量に水揚げされるようになったマイワシ。
しかし、地元では馴染がなく、価格が安いことが悩みでした。
そこで、世界初のマイワシを使ったアンチョビ=「ハコダテアンチョビ」を開発。
新たな価値を生み出すことができたのです。
今回の「おまめとみるくに花束を」のプロジェクトは、豆腐店の悩みがきっかけでした。
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