2024.06.16

暮らす

納豆が570円で売れる!「円安」が意外な追い風に 北海道の食を世界に売り込む

旭川の有名店も円安で「がっちり」

一方、店ごと海外へ飛び出したのは、旭川市の「梅光軒」です。

トンコツと魚介のコクがあって濃厚なのに、食べ終わったらあっさり!これぞ旭川の味です。

「梅光軒」は、これまで海外6店舗を展開していましたが、2月に初めてアメリカ本土に進出。サンディエゴに店を出しました。

アメリカ出店のメリットは、日本円換算による売上高の増加。
デメリットは、人件費・材料費・家賃などの増加だと話しています。

醤油ラーメンは日本では980円ですが、アメリカでは3倍ほどの価格で提供。
これでハンバーガーセットと同じくらいの価格です。

一方、円安で日本から見た売上高は増えますが、現地でかかる経費も日本より増えます。
単価も3倍なら、人件費も3倍に増えています。

梅光軒の井上雅之代表取締役は「これが今の世界の常識だとするのであれば、そこにみんなで一緒に向かっていくことが、大事だと思う」として、今後もアメリカやヨーロッパなどに出店をしていきたいとしています。

「世界に負けないように、逆に言うと、もっと世界を追い抜いていけるように、円安をいい機会とするべきなんじゃないかな」

札幌市の西山製麺でも、2013年にドイツに現地法人を設立しています。

輸出した冷凍麺を現地法人が欧州約200店に販売していますが、コロナ後の外食需要アップや円安により、円換算の売上高が上がったということです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月16日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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