一方、店ごと海外へ飛び出したのは、旭川市の「梅光軒」です。
トンコツと魚介のコクがあって濃厚なのに、食べ終わったらあっさり!これぞ旭川の味です。
「梅光軒」は、これまで海外6店舗を展開していましたが、2月に初めてアメリカ本土に進出。サンディエゴに店を出しました。
アメリカ出店のメリットは、日本円換算による売上高の増加。
デメリットは、人件費・材料費・家賃などの増加だと話しています。
醤油ラーメンは日本では980円ですが、アメリカでは3倍ほどの価格で提供。
これでハンバーガーセットと同じくらいの価格です。
一方、円安で日本から見た売上高は増えますが、現地でかかる経費も日本より増えます。
単価も3倍なら、人件費も3倍に増えています。
梅光軒の井上雅之代表取締役は「これが今の世界の常識だとするのであれば、そこにみんなで一緒に向かっていくことが、大事だと思う」として、今後もアメリカやヨーロッパなどに出店をしていきたいとしています。
「世界に負けないように、逆に言うと、もっと世界を追い抜いていけるように、円安をいい機会とするべきなんじゃないかな」
札幌市の西山製麺でも、2013年にドイツに現地法人を設立しています。
輸出した冷凍麺を現地法人が欧州約200店に販売していますが、コロナ後の外食需要アップや円安により、円換算の売上高が上がったということです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月16日)の情報に基づきます。
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