2024.06.16

暮らす

納豆が570円で売れる!「円安」が意外な追い風に 北海道の食を世界に売り込む

納豆もお菓子も世界を目指します。

今年も食品の値上がりが続いています。その理由のひとつが「円安」です。為替相場は、2022年から急激に円安が進みました。

4月には、一時1ドル160円台という34年ぶりの円安も!輸入品の価格はあがってしまいますが、逆に、輸出をする会社にとっては「意外な追い風」で「どんどん売るチャンス」!

例えば、日本から輸出した商品を1ドルで販売した場合、日本円にした売上高は、円高の3年前なら、およそ110円。
しかし、円安の今なら、およそ160円になるんです。

円安を追い風に、北海道の「食」を世界へ売り込む企業を取材しました。

北海道北斗市の澤田米穀店は、米の販売のほか、米を原料にしたポン菓子を製造・販売する会社です。

じわーっとお米本来の甘みが広がってくる

ポン菓子は、子どもでも素材の米のおいしさを感じられるよう、油をまったく使わない特許製法で作っています。この特徴が輸出には最適でした。

油は酸化してしまいますが、その油を使わないことで、賞味期限が1年以上に延長できるメリットがあるのです。

4年前にはじめたポン菓子の輸出は順調に伸びていて、従業員も5人から15人に増やしました。

1月には、タイで開かれた北海道産食品の商談会に参加し、新たな取引先を開拓。
これで輸出先は7か国となりました。

澤田導俊専務は「最近、引き合いや声のかかることが増えたと感じている」と円安の影響について話します。

仕入れ業者が実質2割引きくらいで商品を買えているようなものなので、「日本製品がお買い得」というイメージになっているのだといいます。

6月には新たな工場の建設に着手し、生産力をアップします。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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