NPO法人札幌カラス研究会の中村眞樹子代表によると、今札幌のカラスがどんどん姿を消しているのだといいます。
その数、20年前の約7000羽から3500羽ほどまで半減!
理由は、「2022年の鳥インフルエンザの流行」や「新幹線工事で札幌駅と桑園駅の間の緑道がなくなったこと」が影響しているのではないか、と中村さんは考えています。
人間の最も身近な野鳥でもあるカラス。その数が減少すると、どんな影響があるのでしょうか?
それは、ネズミや害虫の増加。
カラスが適度にこれらを食べてくれていたことで成立していたバランスが崩れることが心配されています。
カラスは、その見た目から嫌われてしまうことも多いのですが、一方でカラスが減ることで去年、大発生した「クスサン」や「マイマイガ」などが増えてしまうかもしれません。
中村さんは、「キタキツネを都会でよく見かけるようになったのはカラスが減少したからではないか」と話しています。
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カラスは、身近な存在だった分、その変化に関心を払う機会がありませんでしたが、きょうをきっかけに、自然環境の中での役割にも目を向けたいですね。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月29日)の情報に基づきます。
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