北海道の山奥にある「そば屋」、なぜそこに？

山の中に開いたお店、実は理由が他にも…

しかし、取材を初めて１時間経った頃、ここで店主の口から衝撃の事実が…

店主 三枝さん：「釣りでここを選んでログハウスにしたって言っていましたけど、本当の事をいうとギター。自然環境が好きでギターを弾いて暮らしたい、そういう人生を歩みたい」

ちょっと照れくさそうに語った三枝さん。

中学生で初めて触ったギターの虜に。
73歳になった今も、自分にとっての理想の生き方を追い続けています。

店主 三枝さん：「ギターさえあればお金がなくても楽しい生活ができる。何がしたいという職業は無かった。そば屋になったのは、そばの粉に出会ったから」

偶然移住したこの落合地区がそばの産地であり、知り合いの農家からそば粉をもらった事がきっかけ。
最初は生活していく為に始めたおそば屋さん。
そのため店主にとってお客さんという存在は…

店主 三枝さん：「共同体ですよね。客に出して反応を見て勉強する、どうですかねって」
そばのプロではないという謙虚さゆえの接客。

店主 三枝さん：「一回一回が勉強、研究」

73歳になった今でも探求心はありつづけます。
それは15歳で虜になったギターにも…

山奥にポツンと佇む、ログハウスのおそば屋さん。
その店主には、自分のペースでそばを作りながら 自然の中でギターを弾く人生を歩みたいという意外な理由がありました。

【手打ちそば処 おち庵】

住所：南富良野町落合1248
電話：0167-53-2077
営業時間：現在は土・日の正午～午後３時まで営業（平日は要予約）

※掲載の内容は番組放送時（2024年6月6日）の情報に基づきます。