一体なぜ、こんな山奥でおそば屋さんを始めたのでしょうか?
店主 三枝さん:「千葉から来たんです。サラリーマン時代に仕事の事を考えないで、こういう場所で過ごしたいなあというのが第一で。釣りを目当てとしてこの辺に来た」
生粋の釣り好きで、自然の中で暮らしたいという思いから38歳で医療事務の仕事を退職。
空知川のすぐ近くのこの場所への移住を決意しました。
店主 三枝さん:「せせらぎの音を聞きながら竿入れると、地球とつながっている感じがする」
都会を離れ、南富良野へ。
当時40歳、千葉のサラリーマンが目指していたものは…。
店主 三枝さん:「カナダのマウンテンマン(探検家)。街から外れた場所に自分で小屋を建てて住んでる人間。」
住む場所はお気に入りの場所にしたい…。
退職後の半年間は図書館に通いつめ、建築業を独学。
丸太を購入し、皮をはぐところから始め、ひとりで一から家を建てる事を決意。
いたるところに思い出が詰まっています。
店主 三枝さん:「学校の床ですね。建て替えの時にもらった」
端材は捨てずにカウンターやテーブルに活用し、5年もかかって完成したログハウス。
店主 三枝さん:「(お気に入りは?)広い空間ですかね。丸3日くらい家にいても狭苦しく感じない」
釣りができる最高の環境を探し求め、38歳で脱サラしてやっと手に入れたこの場所。