2024.06.06

暮らす

威嚇するキツネ!札幌都心部の住宅街にも出没…駆除は難しい?専門家に聞く対策のイマ

「ベイト」って知ってる?

池田貴子特任講師が見せてくれたのは「ベイト」。
「ベイト」は駆虫薬=いわゆる虫くだしを混ぜた餌です。

これをキツネが出没する場所にまきます。
キツネが食べるとエキノコックスが体外に排出されます。

ただ、一度エキノコックスを排出しても、再度、感染してしまう可能性があるため、この対策は、継続的に行うことが大事だといいます。

ベイトを作る人の確保にくわえ、決まった範囲に決まった密度で月に1回…半永久的にまき続けるこの方法。

池田特任講師は「ランニングコストはとてもかかる。公の事業としての位置づけで、北海道は除雪と同じぐらいの必須事業にしてもいい」と提唱します。

札幌市以外の例では、湧き水で有名な北海道後志地方の京極町では、町が年6回、山道などに駆虫薬入りの餌「ベイト」を計7200個まいています。

また、キツネのふんを回収し検査も行い、効果を確認しています。
ベイトは有効な対策ですが、手間とコストがかかり、また、危険性が低いとはいえ、ペットや子どもが誤って食べるのが心配という声もあります。

まずは一人一人ができる予防策、屋外から帰ったら手をよく洗うことを心がけましょう。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月21日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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