2024.06.03

深める

「時間に追われている…」高校生がゆるーく瞑想体験 32歳女性副住職が伝える“こだわりを捨てる”大切さ

こだわりを捨ててみる

ゆる小僧のメインイベント。

暗闇の中で、自分の日常と向き合います。

「大切なもの・こと・ひと・場所」を5つずつ紙に書いていって、渋谷さんが話すストーリーにあわせてそれを今度はひとつずつ「捨てていく」。

この取り組みを通して、知らず知らずにこだわっているものに気づき、固執する気持ちから離れることを目指します。

「こだわりをいっぱい持っていて動けないということが多いので、ちょっとずつ減らしていって心を健康にしていく」のだと渋谷さんが教えてくれました。

高校生はそれぞれ壁を向いて座っていますが、「何を書いたか、捨てたかは人に教えない」という前提で、正直な気持ちを吐き出すようにしています。

こだわっているものを書き出し、ひとつひとつ捨ててみる

これまでに参加した高校生の中には「スマホ」や「推し」と書く人もいれば、「自分の臓器」とか「呼吸」などと、生きていくために必要なものを書く人も。

また、なにを捨てていいかわからずに泣いてしまう高校生もいて、「家族がいかに大切かがわかった」と話をしていました。

渋谷副住職は「自分がこだわっていたことが、もし自分が死んだと思うと、そんなに大切じゃなかったことに気がつく。こだわりがなくなると、楽になることも多いんです」と教えてくれました。

はじめてのお泊まりで、ちょっぴり夜更かしをした5人。

ゆる小僧のプロジェクトも終わりが近づいてきました。

参加した高校3年生も、勉強に追われ、「焦っていた」といいます。

「いったんここで瞑想して、大事なものを見つけられて、呼吸とかをゆっくりすることも大事だと思った」

高校生でも心を解きほぐすことの大切さを知った2日間。

さあ、今日も新しい日常がはじまります。

今後、「ゆる小僧」のイベントは、長期休暇にもあわせて定期的に開催していきたいということです。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月1日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

この記事のキーワードはこちら

SNSでシェアする

  • X
  • facebook
  • line

編集部ひと押し

あなたへおすすめ

エリアで記事を探す

FOLLOW US

  • X