2024.06.03
深めるゆる小僧のメインイベント。
暗闇の中で、自分の日常と向き合います。
「大切なもの・こと・ひと・場所」を5つずつ紙に書いていって、渋谷さんが話すストーリーにあわせてそれを今度はひとつずつ「捨てていく」。
この取り組みを通して、知らず知らずにこだわっているものに気づき、固執する気持ちから離れることを目指します。
「こだわりをいっぱい持っていて動けないということが多いので、ちょっとずつ減らしていって心を健康にしていく」のだと渋谷さんが教えてくれました。
高校生はそれぞれ壁を向いて座っていますが、「何を書いたか、捨てたかは人に教えない」という前提で、正直な気持ちを吐き出すようにしています。
これまでに参加した高校生の中には「スマホ」や「推し」と書く人もいれば、「自分の臓器」とか「呼吸」などと、生きていくために必要なものを書く人も。
また、なにを捨てていいかわからずに泣いてしまう高校生もいて、「家族がいかに大切かがわかった」と話をしていました。
渋谷副住職は「自分がこだわっていたことが、もし自分が死んだと思うと、そんなに大切じゃなかったことに気がつく。こだわりがなくなると、楽になることも多いんです」と教えてくれました。
はじめてのお泊まりで、ちょっぴり夜更かしをした5人。
ゆる小僧のプロジェクトも終わりが近づいてきました。
参加した高校3年生も、勉強に追われ、「焦っていた」といいます。
「いったんここで瞑想して、大事なものを見つけられて、呼吸とかをゆっくりすることも大事だと思った」
高校生でも心を解きほぐすことの大切さを知った2日間。
さあ、今日も新しい日常がはじまります。
今後、「ゆる小僧」のイベントは、長期休暇にもあわせて定期的に開催していきたいということです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年5月1日)の情報に基づきます。