札幌市内に住む女性は「当事者の母親」。
20年ほど前、高校を卒業した息子がギャンブルをしていることに気が付きました。
スロットなどで生活費を使い果たし、友人に借金をしていた息子。
病院に連れて行くと、「ギャンブル依存症」と診断されました。
「本人は納得はしていなかった」と女性はいいます。
その後、息子は闇金からも金を借り、取り立ての電話は母親である女性だけでなく、夫や娘の会社にまでかかってきました。
「そこまでしてもギャンブルがしたいのかと…もう頭がおかしくなっているというか、抑えられないっていうことですよね」
息子はギャンブルを辞めると約束し、回復施設に入りました。
しかし、入所中に再びギャンブルを始めてしまい、いまも依存症から抜け出せずにいます。
回復してほしいという必死の願いで、施設に入る費用も負担した女性。
「私達は子どもの嘘にだまされて、回復施設に入るためのお金を出したということになる」
母親として、「裏切られた」というやり場のない思いが今もくすぶっています。
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