2024.05.28
深める大竹アナ:「九十歳」がテーマになっていると思うんですが、若い世代でも楽しめますか?
前田監督:おもしろいと思います。
「九十歳」と言っていますけど、人生ってどの時代もしんどいことがあると思うんです。小学生は小学生で、中学生は中学生、高校生は高校生でと、ずっと。20代、30代も仕事していて、いいことばかりではないので。
そういうときにどうやって自分を励ますか、そういう要素がエッセイの中にあると思うんですよね。だからすごく励まされる。
だからどの年代の人が観ても、元気になると思います。草笛さんは90歳で、映画タイトルも「九十歳」ですけど、草笛さんは年齢とか性別を超えた存在で、ある種、妖精とも言えますけど(笑)そういう存在だから、みんなそういう人を観たら、やはり好きになるんじゃないでしょうか。
映画を観てもらわないとわからないですけど、エネルギーと生命力と、人の背中をスッと押してくれる力が、草笛さんという存在にあると思っています。
映画館にぜひ来てください。草笛光子さんは最高です。最強で最高ですね(笑)