2024.05.24
深めるこの春、登別伊達時代村の仲間に加わった、函館出身の18歳、穴澤維穏(いおん)さん。
彼女の夢は“忍者”になることです。
小学校のころから、何度も伊達時代村に足を運び、忍者ショーを見て「かっこいい」とずっと憧れを持っていました。
保育園で見た忍者大図鑑がきっかけで、忍者が大好きになった維穏(いおん)さん。
仕事として忍者を演じたいと思うようになったのは、高校生のとき。
「函館野外劇」という函館の歴史を伝える劇に参加したことがきっかけでした。
「箱館戦争での殺陣のシーンがあって、時代村で子どものころにみたあの殺陣や、アクションシーンを思い出してここに来たいと思った」
維穏(いおん)さんの役者としてのスタートは、江戸の町娘として、来場者を笑顔で迎えることから始まります。
「衣装を着ると、シャキッっとして、お客様を笑顔にしたいという気持ちにパッって変わる」
孫ほど歳の離れた新人に、指導役の山田さんも期待しています。
「うれしいですよね。活気がでるんですよ。若い子が入ってくると」
7歳の頃からほぼ毎年、登別伊達時代村に通ったという維穏(いおん)さん。
これからは役者のひとりとして、来場者を魅了させる側に立ちます。
夢は、小さなころからあこがれた忍者ショーや、侍ショーに出て活躍すること。
あのころの自分のように、小さい子どもたちを笑顔にしたいと考えています。
忍者の高齢化が進む一方で、いま役者たちの高い表現力が買われ、ある依頼が舞い込んでいます。
■「クマ鈴、意味ある?」「クマスプレー、本当に効く?」素朴なギモンを専門家に聞いた