夕方、巣穴から出てきた、6匹のきょうだいの、子ギツネ達のお写真だそうです。
「さてさて、今夜は何をして遊ぼうか?」なんて話をしているのでしょうね。
子ギツネに会いたいと思って、朝早くに巣穴が見える離れた場所にカメラを構えて待つのですが、いっこうに姿を見せてくれずに、待たされること数時間。
お昼過ぎにやっと姿を見せたと思ったら、子ギツネが大きなあくびをして、「おじさん、何やってんの?」みたいな顔をされたことがあります。おそらく、きょうだいで、ひと晩じゅう大騒ぎしていたのでしょうね。
子ギツネたちも、黒っぽい色をしていた赤ちゃん時代を過ぎて、だんだんキツネ色になってくると、きょうだいそれぞれの〝個性〟が出てきます。
次々と新しい遊びを発見する子、それをすぐに〝マネ〟をする子、ほかのきょうだい達がどんどん巣穴から離れて行動しても、なかなか巣穴から離れることが出来ないちょっと臆病な子、などなど。
そんな姿が、なんとも人間くさくって、いつまで見ていても飽きることはありません。
この春生まれたばかりのエゾリスの子たちが、木の穴の巣から顔を出し始めました。
ようこそ!明るい世界へ!
小さいことはもちろんですが、とってもやわらかそうな夏毛と、ちょっと目が〝飛び出た〟感じなのが、子リスのチャームポイントです。
しばらくはママのおっぱいを飲みながら、出たばかりのやわらかな木の新芽などを食べて、どんどん行動範囲を広げます。
新緑がどんどん広がるとともに、次々と新しい命が誕生し、公園や神社の林、そして山へと続く森が、にぎやかで生命力にあふれる季節を迎えています。