2024.05.18
深める札幌から車で約40分、空知の南幌町です。
1998年をピークに右肩下がりだった人口が、2022年に23年ぶりの増加に。
2023年、全国の町村で人口増加率が1位になりました。
そんな南幌町に今、移転してくる飲食店が続々。
秋には、中心部に大手スーパーも出店する予定です。
人口が増えているそのワケは、子育て世代を呼び込むまちづくりにあります。
2023年5月にオープンした、屋内遊戯施設「はれっぱ」。
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営業時間内であれば、時間無制限。
利用料は300円、南幌町民は100円です。
週末には、多い日に1日約1000人が訪れ、入場制限がかかる人気ぶり。
利用者も、オープンから1年を前に、目標よりも4割多い20万人を突破しています。
札幌から来館した親子は「これだけ料金が安くて室内で寒い時も遊べるところは、街中に行かないとないし、街中に行っても高い」と話します。
そして「札幌にもこういう施設ができたらいいな」とも。
活気の理由は、札幌などから移り住む子育て世代です。
こちらは町内のずらっと真新しい家が立ち並ぶ地区。
南幌町まちづくり課・宮川里沙主任は「分譲の申し込みがとても進んでいて、続々と移住者が増えている状態」だと話します。
30代から40代の子どもがいる世帯が多いのだといいます。
こうした移住を後押しするのは、住宅建築費の補助です。
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