北海道大学のヒグマ研究グループ・通称「北大クマ研」は、クマの住む場所に通い続けて50年以上経ちますが、一度もクマによる人身事故を起こしていません。
その理由のひとつとして、「いつクマに会ってもおかしくないという意識」を挙げていました。
クマの痕跡に敏感で、新しいものを見つけたらすぐに引き返すなど、クマに出会わないために「緊張感」を持っているのです。
⇒「北大クマ研」事故ゼロの3つの理由を聞いたインタビュー全文
【クマから身を守る知恵を、52年間クマ事故ゼロの団体から学ぶ】
ことしも道内各地でクマの出没が相次いでいますが、去年までの出没や、対策をしている人の心構えなどを見直すと、事故を防ぐための教訓が見えてきます。
「知ること」で、防げる被害があります。
北海道の春を、読者のみなさんが楽しく安全に過ごせることを願って、ことしもSitakkeの連載や「クマここ」で、あなたや大切な人の命や暮らしを守る知恵を発信していきます。
連載「クマさん、ここまでよ」
暮らしを守る知恵のほか、かわいいクマグッズなど番外編も。連携するまとめサイト「クマここ」では、「クマに出会ったら?」「出会わないためには?」など、専門家監修の基本の知恵や、道内のクマのニュースなどをお伝えしています。
※掲載の内容は取材時(2024年4月・5月)の情報に基づきます。
■『ゴールデンカムイ』から学ぶ「クマに出会ったら」…やってはいけない行動って?