母・智美さん:「函館は観光の町なので、人が全く歩いていないという姿が本当にさみしくて」
2020年、新型コロナウイルスの拡大で函館公園は閉鎖。 年間15万人来ていたお客さんも、この年は9万人に減少しました。 人件費や機械の維持費に年間500万円以上…存続の危機となります。
長男・大地さん:「人がいない函館公園を見て、父は“こどものくに”はできなくなるかもしれない…という話を家でされたくらい、どうなるかわからなかった」
桜の季節にお客さんが1人もいない。68年の歴史の中で初めてのことでした。
2021年、先祖代々受け継がれてきた遊園地を守るため、1000万円のクラウドファンディングを始めた大地さん。
沢山の応援メッセージと共に、目標額を大きく上回る1600万円以上が集まったのです。
父・健一さん:「感謝の気持ちでいっぱい。ここは一生続けていかないといけないし、一生守っていかないといけない。」