色とりどりの個性的なオブジェたち! 高級感のある精巧さと光沢の美しさに、思わず目を奪われます!
こちらは、JR札幌駅直結、大丸札幌店の7Fにある「リヤドロショップ」。スペインのポーセリンアート(磁器作品)の専門店で、主力商品である愛らしい人形たちに加え、照明やディフューザーなど多岐にわたる商品を展開しています。
「自宅でもこれらの作品に囲まれて癒されています」と話すのは、同店の木村店長。リヤドロの商品は、その芸術性の高さから、世界の名だたる美術館に展示されることもあるんだとか!
あなたもお気に入りの一品を見つけに行ってみませんか?
スペインの伝統的な馬が細部まで描写されている作品「スペイン純血種-オートエコール」。高さは60cmあり、二本足のポーズを再現するのは高度な技術が必要。
リヤドロは、スペインのラグジュアリーポーセリンアート(磁器作品)ブランドです。1953年にバレンシアで創業され、昨年、創業70周年を迎えました。
作品はすべてバレンシアの工房で職人たちが一つ一つ手作りしています。使用するのはスペイン産の厳選された高品質の天然素材。創業以来脈々と受け継がれた技法で、4,000以上の色彩を駆使し、制作しています。
高度な技術と芸術性の見事な融合を感じさせる彫刻とデザインは、国際的に高く評価されていて、ベルギーのブリュッセルにある王立美術歴史博物館をはじめ、世界中の名高い美術館・博物館で展示されています。昨年はパリで開催された世界有数のデザイン・インテリアイベントであるMaison & Object 2023で70周年を記念する新作コレクションの発表も行われました。
70周年記念コレクションの一つ「Mokuren」。世界を代表する日本人のプロダクトデザイナー深澤直人氏とのコラボレーション作品です。
リヤドロの作品は、特に日本で人気が高く、国別の販売額ではトップのシェアを占めています。
木村店長は「長石、石英、カオリンという白い磁土(じど)を使って成形し、釉薬をかけて、1,300度以上の高温で焼き上げることにより、発色が良く光沢が増すのです」と解説。この製法のおかげで、経年劣化しにくく、汚れが付きにくいため、お手入れも簡単です。これらの特性が、長年に渡って愛され続ける理由の一つにもなっています。
大丸札幌店7階にあるリヤドロショップは、2021年にオープンした北海道で唯一の店舗で、東日本最大規模の300点以上の商品をラインナップ。リヤドロが製造するほぼすべての商品を取り扱っています。
商品の柱は3つです。
1つ目は「ヘリテージ」。クラシックなデザインの商品で、少女やお花、天使、動物などが展開されています。どこかで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか。淡い色合いに癒されますね!
店長の木村さんいわく「一つ一つ表情が違いますし、まるで生きているかのように感じられて、愛着が湧いてきます。お客様の中には、最初に購入した少女の人形に、“お友だち”や“ペットのワンちゃん”を追加していく方もいます。家族のように感じられるこの感覚、ぬいぐるみ好きな方なら特に共感してもらえるのではないでしょうか」
2つ目の柱は、モダンなデザインの「New Design」。代表作は、日本の折り紙にちなんで名付けられた「Origamiシリーズ」です。
リヤドロのクラシックなテーマを踏襲しつつも、全く新しい表現を実現。
また、スターウォーズやディズニー、ピーナッツ、サンリオなど、人気キャラクターとのコラボ作品にも力を入れています。緻密な造形がファンやコレクターには人気が高く、数量限定で発売され、すぐに売り切れてしまうそう。