2024.05.02

暮らす

「ぎゅっと濃縮されて美味しい」人気のドリンクも危機に?いきなり仕入れ価格2倍…“ビーンショック”とは

チョコレートが「危機的」?

高値が続く野菜について、キテネ食品館では「5月に北海道のハウスものも潤沢に出てくると、そこそこの値段でいけるんじゃないかという情報もある」と見込んでいます。

ここから価格は平年並みに戻る見通しです。

一方で、価格高騰が長期化しそうなのが、「チョコレート」です。

今年に入り、大手菓子メーカーは、商品の値上げを相次いで発表。

明治の「きのこの山」と「たけのこの里」は6月以降、価格は据え置いたまま、12袋から8袋に内容量が減り、実質的な値上げとなります。

これが…

こうなる!衝撃…

チョコレート関連の商品について、10~15%ほど値上げに踏み切るお店も。

値上げの要因のひとつが、原材料の「カカオの高騰」です。

そのカカオの高騰を受けて苦しんでいるのが、チョコレートの専門店。

開業から今年で10年目を迎える、札幌のチョコレート専門店におじゃましました。

この店の一番のウリは、カカオ豆の焙煎からチョコレートの製造までを一貫して行う、いわゆる「ビーントゥバー」のチョコレート。

店内には、様々な種類のチョコレートが所狭しと並び、そのチョコを使ったアイスドリンクは、創業当時から人気のメニューです。

HBC堀内大輝アナウンサー「美味しい!」

商品には欠かすことができない「カカオ」。
その高騰に、お店を経営する秋元さんは、頭を悩ませています。

見せてくれたのは、お店でもよく使うガーナ産のカカオ豆。

秋元さんによると、日本が輸入するカカオ豆の6~7割は、ガーナ産・コートジボワール産なのだそう。

しかし、2023年は天候不順・異常気象が原因となり、現地のカカオの木が大きなダメージを受けたのだといいます。

現地のカカオ(資料)

「収穫は7割減。かなり少なかったことが価格高騰の主な原因になっている」と秋元さんはいいます。

このほか、昨今の円安や、投機目的による売買なども価格を押し上げる要因となっています。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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