2024.04.30
出かける北海道や東京、京都と、大学も出身地も別々の6人。
それぞれがSNSでお互いの活躍を知り、つながっていったといいます。
葉琉さんは、「同じ年代で写真を本気でやっている人は珍しいし、一緒に撮影に行きたいのもあって連絡するようになりました。同じ場所で、同じときに撮っても、同じ写真は撮れないので、一緒に撮ることで違いを感じながら、ほかの視点から見ることができるんです」と話します。
キタキツネのほか、エゾモモンガやエゾリスなど、北海道の動物たちの写真を撮影している葉琉さん。中にはヒグマの写真もありますが、そのインスタグラムの投稿には、「安全な場所から超望遠カメラで撮影しています」と書かれていました。
葉琉さんには、「動物のかわいさも伝えたいけれど、それ以上に課題も伝えられるカメラマンになりたい」という想いがあります。
葉琉さんは去年12月、札幌で開催された「小グマフォーラム」に出席しました。
住民が中心になってクマ対策を進めている団体や、これから始めたい個人が集まり、情報交換をしたり、それぞれにできることを話し合ったりするイベントでした。
私たちHBCも、クマ対策に関わる一員として参加していました。
この場で葉琉さんは、自分にできることとして、「写真展を開催して、写真で動物のことを伝えたい」と話していました。
そして今回、「本当に開催することにしました」と、連絡をくれたのです。
(クマの写真も展示したいとのこと。楽しみ!)
以前からshotaさんやNakiussaさんとは、「いつか一緒に写真展をやりたい」と話していたそう。「小グマフォーラム」の後、きーとさんにも相談するとすぐに動いてくれ、この6人が集まりました。
Nittoさん(@nitto_photography)は、「大学生がやる写真展はなかなかない。葉琉さんの行動力はすごいなと思うし、誘ってもらって、楽しそうだからすぐ『やる!』と答えました」と話します。
スポンサーなどはおらず、自分たちだけでの初開催。写真集や写真の販売も考えているため、準備に大忙しだといいますが、写真展だからこその魅力も感じています。
higureさんは、「今はSNSなどで写真を発表する形式が多い。でも写真展なら、来場者との交流も生まれるし、写真を印刷するサイズやライトの配置などの工夫もできます。空間によって生まれるものを、来てくれる方と共有できたら嬉しいです」と話します。
きーとさんは、「一人で北海道に来て、つながりも少ないので、来てくれた方と交流できるのが楽しみです。若い中で頑張っているみんなと集まって、高め合いたいという思いもあります。見てくれた方に『この年齢でこんなん撮れるのか』と思ってもらえたら」と意気込みます。