2021.08.23

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「楽しんで一生懸命やるのがいいと思う!」東京2020オリンピック・日本最年少メダリスト開心那選手インタビュー

倶知安町出身・苫小牧市在住の12才、開心那(ひらき・ここな)選手。
東京2020オリンピック、スケートボード女子パークで銀メダルを獲得し、
日本史上最年少のメダリストとなりました!

その活躍に、「自分も好きなスポーツを上手くなりたい!」と
あこがれた子どもたちも多いはず。
スポーツ上達のコツや、開選手のふだんの過ごし方を聞きました。

スケートボードには努力の跡がくっきり

使っているスケートボードには、細かい傷跡がたくさん。
削れたり割れたりするため、「板の部分は1か月くらい」で交換するそう。

一日の練習時間は「そのとき気分でやるから決まってません」、「大変だと思ったことはない」と言うものの、
ボードの跡が努力の量を物語っています。

その成果で獲得した銀メダル!
しかし、受け取った瞬間に思ったことは…
「暑いなと思ってました。ちょうど表彰台のところに太陽が向いていたから全員暑かった。60度くらいに感じた」

でも、重みはずっしり実感。
「首つりそうなくらいの重さでした。800グラムくらい…800グラムってどのくらいかわからないけど」

活躍に大反響! でも、親近感がわくエピソードも

メダル獲得の反響は、開選手のインスタグラムに数字となって現れました。
以前は8000人ほどだったフォロワーが、
予選が終わると1万人を超え、その後もだんだんと増えて、ついに4万を超えたそう。

ふだん練習をしているのは、札幌市北区のホットボウル。
店長の髙木 啓吾(たかぎ・けいご)さんは
「心那らしい滑りが、よかったと思う。かっこよかった」と祝福します。

練習場でも最年少の開選手。率先してトイレ掃除を担当!

メダル獲得後、その活躍にあこがれた子どもたちも多いようで、
ホットボウルには「何歳から出来ますかとか、けっこう問い合わせがある」とのこと。

でも、そんな開選手にも、苦手なこともあるといいます。

6歳から開選手をよく知る髙木さんが、親しみやすい一面を教えてくれました。
「自転車に乗れない!ホットボウルの前で、自転車の練習をしたりしているが、まだ乗れていない」

開選手は「コロナ禍のときに練習して、乗れるけどまだフラフラとなることがある」と告白。
「トラウマがあって…幼稚園のときに友達の自転車を借りて乗って、ひざすりむいて」と話します。

ええっ、でも、スケートボードではこんなにアクロバティックな動きができるのに…
スケートボードでも「少しけがをしたことはある」といいますが
それでも続けている理由に、上達のコツがあるようです。

スポーツ上達のコツは…「楽しむこと」

活躍を見てあこがれた子どもたちに、アドバイスするなら
楽しんで、一生懸命やるのがいい」といいます。

上手くいかないときは、
「一度違う技をやってから、もう1回挑戦する」とのこと。
気分を切り替えながら、楽しんで続けるというコツは
スケートボードだけでなく、いろんなことに活かせそうです。

開選手が楽しんでいるのも、スケートボードだけではありません。
絵を描くことや、ミサンガなどのものづくりも得意だそう。
BTSやファッションも大好きで、ネイルにもこだわっています。

オリンピックのときと同じ色を使ったネイル

大会にも、ネイルをして参加。
直前まで「ひとりでいるより、ほかの選手としゃべったりして普通な感じでやっています」と話します。
「あんまりライバルとか思わない」とも話す開選手は
楽しい」という気持ちを大切にしているようでした。

今後の目標は
「世界でかっこいいスケーターになって、自分のシグネチャーモデルを出すこと」だそう。
シグネチャーモデルとは、選手の名前などが入った製品のことです。
今後も楽しみながら「かっこいいスケーター」になっていく姿に注目です!

※掲載の内容は「今日ドキッ!」番組放送時(2021年8月19日)の情報に基づきます。

文:Sitakke編集部 IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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