毎日の生活に役立つお天気情報の”見方”を、HBCウェザーセンターの児玉 晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
16日に松前町で、18日には札幌と函館でサクラ(ソメイヨシノ)が開花しました。
お花見の計画に重要な、天気や気温の傾向について解説します。
4月に入ってからの記録的な暖かさや暑さで、サクラの蕾が一気に膨らみ、16日には松前町(町の独自観測)で、18日には札幌管区気象台と函館地方気象台でサクラ(ソメイヨシノ)の開花が発表されました。
いずれも統計史上2番目に早い開花となりました。
私も星井予報士とともに、札幌管区気象台に行ってきました。気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」と一緒に開花を見守りました。
空気はヒンヤリしていましたが、元気に花を咲かせていました。
ただ、札幌ではこれまでの暖かさが嘘のように、開花とともに寒さがやってきました。土日(20日・21日)も雲が広がりやすく気温は平年並みか低めの予想です。お花見は重ね着など調節しやすい服装と念のため傘があると安心です。
雨で地面がぬかるんでいるおそれもあるため、靴選びに気を付けて下さい。
また、道立衛生研究所によると、札幌や函館を含む道内広い範囲で「シラカバ花粉」が飛び始めています。マスクなどの花粉対策もしてください。
開花から4日前後で満開になることが多く、日本気象協会によると札幌のサクラ満開は4月22日、函館は4月24日を予想しています。この先、極端な高温にはなることはないので、長く花が楽しめるかもしれませんよ。
<PROFILE>
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。