災害時にも、食べ慣れた味を

防災安全協会の水口さんは、缶詰はそのまま食べることもできるものの、温かい料理を食べることで、「心が温まる」と話していました。
「断水で風呂もシャワーもままならない日々で、お湯につけたタオルで体をふいた人たちが、ほっとする表情を見たことがあります。水につけたタオルで体をふくこともできますが、『温かい』ことが大切なんだと感じました。食事も温かいものを食べることで、心を温め、落ち着かせる効果があると思います」

食材のほか、カセットコンロなどの道具も備えておくと安心です。
水口さんによると、「マルチウォームバッグ」という、水を入れるだけで発熱材と反応し熱湯ができる製品もあるといいます。火を使わず安全に食材を温めたり、お湯を沸かしたりできます。

水口さんは、「いざというときに初めてやろうとすると慌ててしまうし、バッテリーが貴重な状況なら検索もできない。災害時に便利な食材や道具は、知るだけでなく、普段から実行して慣れておくことが重要」と話していました。

災害が起こったときは、いつもと違うことばかりで疲れてしまうと思います。
断水時や停電時でも作れるレシピを、普段の食事や山ごはんで楽しんでおくと、災害時にも食べ慣れた味で、心も体もほっとするかもしれません。

おいしく楽しみながら、考えてみませんか?

連載「堀内美里の言いたいことは山々ですが

※北海道の山に登るときは、クマについても知っておきましょう。「クマに出会ったら」「出会わないためには」の基本の知恵は、HBCのサイト「クマここ」で、専門家監修のもとまとめています。

文:HBCアナウンサー・堀内美里(ほりうち・みさと)
北海道生まれ・北海道育ち。2021年入社。HBCテレビ「グッチーな!」「吉田類 北海道ぶらり街めぐり」、HBCラジオ「平野龍一のミライの扉」を担当。登山歴3年。おいしくごはんを食べるために山に登っています。登山の魅力はインスタグラムでも発信中

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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