2023.12.03

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「成長のふり幅はトップレベル」少人数校だから取り戻せた自分らしさ…一方で閉校の危機が【北海道・苫前町】

少人数だからできること 少人数だから直面する危機

先月、苫前商業高校の佐藤校長は、増毛町の中学校の校長の元を訪れ、熱心に高校をPRしました。

中学生たちに進学先として選んでもらいたい。

その道を探るためです。

苫前商業高校は、「地域連携校」に指定されているため、2年連続で新入生が一桁になった場合は、数年後に募集停止になってしまう可能性があるのです。

そのため佐藤校長は、この中学校にくるまでに、155校の中学校をすでにまわったといいます。

今年の春、苫前商業高校に入学した1年生はわずか6人。

来年の新入生も10人未満の場合、近い将来に閉校の可能性もあるという事です。

子どもの数自体が減っている現状…、

一方で卒業生が戻ってくる母校がなくなるかもしれないさびしさ…

存続は簡単なことではありません。

佐藤校長は、「本人の進路実現の手助けをし、最終的に進学した子たちも苫前町に戻ってきて働ける環境を、町と協議して整備し、苫前町が栄えるようになれば、自ずと苫前商業高校の今後も見えてくる」と力をこめます。

道立高校では、12月8日に願書の配布が始まります。

提出期限は来年1月24日の正午まで。

最後の最後まで、苫前商業高校の募集活動は続きます。

佐藤校長によりますと、生徒達はこれまでの自分を変えたい、学校生活でこんなことをやりたいという思いを持って、苫前商業高校に入学した生徒が多いと話します。

地方で、生徒数が少ない学校だからこそできる教育ともいえます。


   
生徒数が少ない学校に行くことを望む生徒や保護者もいる中、生徒数が少なすぎると、高校自体がなくなってしまう可能性もある。

どうやって学校を維持していくかが難しい課題です。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年11月22日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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