2023.11.30
育む子どもだけでなく大人も楽しめる絵本を、絵本セラピスト協会認定「大人に絵本ひろめ隊員」であるHBCアナウンサーの堰八紗也佳(せきはち・さやか)がご紹介します。
コラム更新は、実に約1年ぶり!
2023年2月に第2子となる男の子を出産しました。
産休・育休を経て、11月から復職したばかり。
長男は5歳、次男は9か月になり、ますます賑やかな毎日を過ごしています。
改めましてよろしくお願いします!
今回は、そんな私の今の育児経験をもとに、「赤ちゃんの反応が良い絵本」を3冊ご紹介します。
長男がまだ0歳だった頃、初めて買った思い出の絵本です。
丸と三角と四角だけで、“お花”や“おうち”など、さまざまなものを表現しているデザイン絵本。
これは買って大正解でした!
声に出して読むとリズムが良く、「ひらひら ゆらりん」「こんこん ころりん」など、覚えやすいオノマトペがたくさん。
白・黒・赤などの色のコントラストが強いため、赤ちゃんはじっと絵を見つめます。
今では、長男が次男にこの絵本を読んでくれていますよ。
「だるまさんシリーズ」は人気なので、読んだことがある人も多いかもしれません。
「だるまさんが…」という決まり文句のあとに、だるまさんが転んだり、笑ったり、伸びたりと、必ず何か面白いことが起こります。
そんな“繰り返し”の展開は、赤ちゃんも幼児も大好き。
だるまさんが…「●●●!」の部分で、必ずゲラゲラと声を出して大笑いしてくれます。
いないいない…「ばぁ!」のような感覚でしょうか。
リズムが良く、読んでいる自分も楽しくなってくる絵本です。
1969年発行の名作。さすが長く愛され続けている絵本ですね。
ちぎり絵の温もりや質感が伝わってくる作品です。
ストーリー性もあるので、赤ちゃんから幼児まで長く楽しめます。
「まだ赤ちゃんには早いかな?」と思いきや、意外にとても喜びます。
読んでいる人の顔と、絵を、交互に不思議そうに見つめながら、聴き入ってくれます。
5歳の長男が「まだ眠くない」と言って夜遅くまで起きているときは、この絵本を読むと、すぐにベッドへ行ってくれますよ。
今回ご紹介した3冊の絵本、気になるものはありましたか。我が家には約200冊の絵本があり、置き場所が足りなくて困っています…!
そんな中から厳選した「赤ちゃんの反応が良い絵本3選」ですが、実はどの絵本にも共通していることがあります。
言葉のリズムが良い ことと、 絵がハッキリした色合い ということ。
特に赤色は、赤ちゃんの目にも見えやすいようです。
赤ちゃんのうちは、細かい絵や、ストーリ―性は特に必要ありません。
また、おすすめは 紙が厚め の絵本。
どうしても赤ちゃんは舐めたり破ったりしてしまいますから…。
育児は本当に大変で、毎日寝不足。
何もかもうまくいかず、逃げ出したくなる日もあります。
でも、絵本を読んであげたとき、赤ちゃんが「あー!うー!」という声を上げたり、手足をバタバタさせたりして全身で喜んでいるようすを見ると、やっぱりとても可愛くて幸せな気持ちになれます。
ぜひ、お子さんやお孫さんを抱きしめながら読んであげてくださいね。
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「連載コラム・今月の絵本通信」
文|HBCアナウンサー 堰八紗也佳
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編集:Sitakke編集部あい
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