2023.10.29

暮らす

「ブランコに乗っていた子どもがクマを見て…」住民にできる対策と、その効果を実験!【後編】

草刈り当日。町内会とプロジェクトのメンバー、あわせて20人ほどが集まりました。

遊具に近い、笹やぶが生い茂っている場所に、クマのパネルを置きます。

一番奥、およそ20メートルの地点に置いたクマの目線は、この通り。

笹やぶしか見えず、この先に公園があるのは気づけません。

公園から見た視界は、こちら。

この中にクマが3頭いるなんて…まったく見えません。

これがどう変わるのでしょうか?

草刈りを始めて9分で、およそ5メートルの地点のクマがあらわに。

35分で、15メートルほどの地点に置いたクマも姿を現しました。

休憩も挟みながら、1時間ちょっとが経つと、約20メートル地点の3頭目のクマも丸見えに。

町内会のみなさんは、電動草刈り機で一気に刈っていき、1時間半ほどで公園全体がこのとおり!きれいになりました。

川のほうから見てみると…離れた公園が、見通せるようになりました。

川側(=クマ側)から見た視界。草刈り前は笹やぶしか見えなかったが、奥に遊具が見える

町内会長の久保さんは、「見晴らしがよくなって良かった!クマもきっと来づらいと思っています。安心安全な暮らしをしていくためのひとつの方法としての地域の草刈りと思っているので、続けていけたらいい」と明るい声で話してくれました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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