2023.10.19
深める岩手県盛岡市出身の多田伊吹さん・21歳。生まれたときから、ほとんど耳が聞こえません。
日本で唯一の視覚・聴覚障害者のための大学、筑波技術大学に通う4年生です。
多田さんがデザインしたデフリンピック東京大会のエンブレムは、手をモチーフに、カラフルな色で縁取られ、桜があしらわれています。応募作品のうち最終選考に進んだ3作品の中から、9月、都内の中高生たちの投票で選ばれました。
多田さんは、「人と人とのつながりを手で表現し、選手や観客、大会に関わる人たちのつながりを『輪』としてデザインしました」と話します。
多田さんは、「デフリンピックは、オリンピックと比べて認知度は低いので、自分もデフリンピックに貢献してみたいと思い、挑戦しました。大会では、聴覚に障害があるアスリートが躍動する姿を見てほしいです」と話していました。
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