寒っ!前回確か「暑っ!」と書いた気がするのですが、一気に気温が下がりましたね。
今回は、旭川在住のファイナンシャルプランナーの筆者が、懐の温まる冬のボーナスについてお伝えします。
『令和4年賃金構造基本統計調査』によると、北海道の平均ボーナス額は660,200円(企業規模10人以上・平均年齢45.5歳・平均勤続年数11.9年)。普段、相談者のボーナス額を聞き、「毎月の給与とは使い方や貯め方が違うよ」とレクチャーをしている筆者の肌感覚だと、年収は月額給与15か月分(夏ボーナス:月収1か月分、冬ボーナス:月収2か月分)という方が多いように感じます。
みなさんは、この冬のボーナスの使い道は決まっていますか? クリスマスやお正月などのイベントもあり、「あっという間になくなるのが心配……」という方も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーの立場から申しますと、ボーナスこそ生活費に消費するのではなく、自分のための投資に回してほしいと思います。
『第58回 Ponta消費意識調査』によると、夏のボーナスの使い道で多いものは、10年連続で1位「貯金・預金」(34.0%)。2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」(8.0%)、3位は「食品(ふだん食べるもの)」(5.4%)。
1位が「貯金・預金」とは堅実ですね! 2位の「旅行」は、まとまったお金が入るとどこかに行きたくなりますよね。3位は「食品」ということで、どちらかというと生活費に消えていっているのでしょうか。
筆者の家計相談からの聞き取りだと、月の収入よりも支出が多くボーナスで補填している場合や、車検や税金、年払いの保険の支払いなどに充てているケースも見受けられます。この使い道だと、生活費として消費していることになります。できれば生活費は月収内で賄い、ボーナスは自己投資など自分が成長できる、将来の夢を叶えるための投資に回していただきたいと思います。筆者のなかで投資とは、“将来のために育てて成長させていくもの”です。