2023.12.03

暮らす

冬のボーナス、貯蓄は30%で十分?FPが解説する「おトクで賢い」使い方

寒っ!前回確か「暑っ!」と書いた気がするのですが、一気に気温が下がりましたね。
今回は、旭川在住のファイナンシャルプランナーの筆者が、懐の温まる冬のボーナスについてお伝えします。

冬のボーナスについて

金額

『令和4年賃金構造基本統計調査』によると、北海道の平均ボーナス額は660,200円(企業規模10人以上・平均年齢45.5歳・平均勤続年数11.9年)。普段、相談者のボーナス額を聞き、「毎月の給与とは使い方や貯め方が違うよ」とレクチャーをしている筆者の肌感覚だと、年収は月額給与15か月分(夏ボーナス:月収1か月分、冬ボーナス:月収2か月分)という方が多いように感じます。

みなさんは、この冬のボーナスの使い道は決まっていますか? クリスマスやお正月などのイベントもあり、「あっという間になくなるのが心配……」という方も多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーの立場から申しますと、ボーナスこそ生活費に消費するのではなく、自分のための投資に回してほしいと思います。

使い道として多いもの

『第58回 Ponta消費意識調査』によると、夏のボーナスの使い道で多いものは、10年連続で1位「貯金・預金」(34.0%)。2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」(8.0%)、3位は「食品(ふだん食べるもの)」(5.4%)。

1位が「貯金・預金」とは堅実ですね! 2位の「旅行」は、まとまったお金が入るとどこかに行きたくなりますよね。3位は「食品」ということで、どちらかというと生活費に消えていっているのでしょうか。

筆者の家計相談からの聞き取りだと、月の収入よりも支出が多くボーナスで補填している場合や、車検や税金、年払いの保険の支払いなどに充てているケースも見受けられます。この使い道だと、生活費として消費していることになります。できれば生活費は月収内で賄い、ボーナスは自己投資など自分が成長できる、将来の夢を叶えるための投資に回していただきたいと思います。筆者のなかで投資とは、“将来のために育てて成長させていくもの”です。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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