2023.10.12
深める「終活」という言葉がめずらしいものではなくなった、人生100年時代の今。
大切な人だからこそ、「最期」や「いなくなったあと」を想像することはどうしても後回しにしてしまいがち…。
だけど、大切な人だからこそ、大切に考えたい、大切なことが「終活」には詰まっています。
連載「親の終活を考える」では、Sitakke編集部も自分事で「親世代の終活」に向き合います。
2回目は終活の「ものの整理」について。
今回は一般社団法人「終活マイライフ」の理事で終活カウンセラー・整理収納アドバイザーの資格をもつ西藤博子さんにお話を伺いました!
実は西藤さん自身も2022年の12月にお父さんをがんで亡くしたばかりだそう。
収納の知識をもつアドバイザーとしての目線だけではなく、お父さんを自宅で看取った3か月と、そこに至るまでの家族とのやり取りの中で、西藤さん自身が直面した「終活の整理」を実感を伴って教えてくれました!
「私自身が実家で父のものを片付けたとき、今思ってもNGなことを連発していたなーと我ながら反省しているんです(笑)」と話し始めてくれた西藤さんに色んな疑問をぶつけてみましたよ。
「ものの整理」というと、イコール「ものを捨てる」イメージですよね。
実際、親が長く暮らしてきた家一軒を「整理」するというのはなかなか大変な作業です。
離れて暮らしていて、お仕事もしていたら、なかなか時間もとれないというのも現実。
親が亡くなったら、そのときにまとめて業者に頼んで片付けてしまおう、なんて考える方もいらっしゃるかもしれません。
では、一軒家でまるごと、家具も含めて処分するとなると、家財整理業者に頼むのに大体いくらかかるか…想像つきますか?