2023.10.12

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「ないものは数えない」総フォロワー70万人!両足を失った車いすモデルの生き方

「仕事も今まで通り頑張りつつ、プライベートも充実させたい。恋愛もしたいし…」

「“仕事だけ”ってやってきたけれど、ようやく親孝行も少しずつできるようになってきたから、どういう風にできるかな…とか思ったり。20代の後半、どう生活を変化させられるか考えていきたいです」

こう話してくれた葦原さん。

そして、最後も葦原さんらしい言葉で締めくくってくれました。

「今、一瞬のこの時間を、常に楽しんでいきたい」

インタビューを終えた最後、葦原さんは私の本にもサインを書いてくれました。

「森田絹子『さん』じゃなくて、『アナ』って入れておこう!特別に!」
「あと、『今日ドキッ!』って書いておくね!」

私がMCをしている番組名も可愛らしい字体で書き加えてくれました。

最後まで笑顔を絶やさず、サービス精神旺盛に…いや、きっと葦原さんはサービスだとは思っていないのかもしれません。

ただ、今を楽しみたい!という気持ちが自然と行動に表れているのだと思います。

“ポジティブだから素晴らしい人で、ネガティブな人はそうでない“というわけではなく、みんなが葦原さんのようにいつも前向きでなければいけないわけでもありません。

でも、葦原さんのこの性格が、周りの人を元気にし、そして葦原さん自身を支え励ましているのだと思います。

葦原さんはきっと、きょうも明日も1年後も、前だけを見て歩んでいるはず。

スタッフ一人ひとりに丁寧にあいさつをして、「じゃあ、トイレ行ってきまーす!」と、軽快に会場を出ていく背中を見て、私はそう思いました。

文:HBCアナウンサー 森田絹子

2017年、HBC北海道放送にアナウンサーとして入社。 約半年間の報道研修ののち、北海道の夕方ワイド番組「今日ドキッ!」を担当。ニュース、グルメ、スポーツなどを取材し発信している。2022年春から番組のメインキャスター。 新聞のコラムや雑誌のエッセイで「ソロ活ランチ」を執筆中。趣味は奇怪なタッチのイラストや似顔絵を描くこと。札幌生まれ札幌育ち。 Instagram

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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