車いすでの「リアル」な日常が注目を集め、福祉関係のテレビ番組への出演経験がある葦原海さん。
「出てみたい番組はある?」という質問に、
「ドラマとか映画!」と答えました。
「でも…」と言葉を続ける葦原さん。
「『主演』じゃなくて 『エキストラ』や『脇役』 がいい」
主役の後ろの通行人の中に1人、障害者が混ざる映像…。
これには、思わず「なるほど…!」と声が出ました。
確かに、現実ではよく見かけるはずなのに、なぜかフィクションの世界では見たことがほとんどありませんよね。
これこそが、葦原さんが「リアル」を発信し続ける理由。
「日常の風景にも障害者がいることを、自然に思ってほしい!」のだといいます。
主役ではなく「脇役」になりたい。
その裏にあったぶれない姿に、イベント会場のみんなが笑顔で納得した瞬間でした。
次にトークショーで話してくれたのはある、海外での出来事でした。
モデルでもある葦原さんは去年、ファッションショーに出演するため、イタリア・ミラノへ。
葦原さんにとって初めての海外だったそう。
現地で葦原さん自身にある「意外」な気づきがあったといいます。
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