モノが多い部屋でもスッキリした印象にできる“隠す収納”。「いつも散らかっている」「ごちゃごちゃして落ち着かない」そんな子ども部屋でも、“隠す収納”を上手に活用することで、使いやすくスッキリとした空間になります。
今回は、帯広在住の整理収納アドバイザーである筆者が実践している子ども部屋の“隠す収納”アイデアを3つご紹介します。
子どものおもちゃはカラフルなモノが多く、存在感がありますよね。この“色”も部屋がごちゃついて見えるひとつの原因になります。
おもちゃ類はできるだけ1箇所にまとめて、使わないときは布を使って存在感をOFF! 筆者宅では押入れをおもちゃ収納として使っています。
つっぱり棒に無地の布を引っ掛けて即席カーテンに! 丸見えだったおもちゃたちも、カーテンをサッと閉めるだけで見た目がスッキリしますよ。
学年が上がるごとに増えていく学校で使うアイテムたち。鍵盤ハーモニカや習字の道具など、その日の時間割によってとっかえひっかえして、出しっぱなしになってしまうこともしばしばありますよね。
よく使うモノは出し入れがしやすいオープン収納が適しているのですが、見せる収納は見た目が気になる……。そこで、筆者宅では半透明の引き出し収納を使用しています。学用品は全てこのチェストに収納するルール。
半透明だと、ごちゃつき感は軽減しつつも適度に中身の存在を感じられて「あれどこだっけ?」がなくなります。表にラベルを貼ると、さらに使い勝手UP!
子どもが大好きなアニメのキャラクターグッズ。コレクションしているうちに収拾がつかなくなり、飾り方によっては、ただ乱雑に置かれているだけのような残念な印象になってしまいます。
キャラクターグッズがたくさん視界に入ると、どうしてもインテリアから浮いてしまう。かといって、子どもの好きなモノは奪いたくない。そういう場合に有効なのが、死角を利用する方法。
筆者宅では、学習机の位置からは見えてリビングからは見えない場所に、キャラクターグッズを収納しています。100円ショップのウォールポケットを使えば、細々としたアイテムもスッキリ収まりますよ。
フィギュアのようなモノであれば、隠すのではなく潔く見せてしまうのもひとつの手。大事なのは飾り方です。等間隔に並べることで、整然とした印象になります。ケースなどに入れると掃除がしやすく、スタイリッシュさをキープできますよ。
家族の人数が多いほど、モノが増えてしまうのは仕方のないこと。見た目がよくないからといって、子どもが大切にしているモノや必要なモノまで捨ててしまうのはNG! 見せたくないモノは上手に隠して、子どものモノとうまく付き合っていきましょう。
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文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
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【ライター:はせがわあかね PROFILE】
美幌町出身、帯広市在住のインテリア好きな整理収納アドバイザーで現役作業療法士。子ども2人と夫、わんこ2匹と暮らす。シンプルな生き方に憧れて資格を取得し「片づけクリエイター」として暮らしに役立つ情報を発信しながら、イラストやモノ作りなどクリエイティブな活動を行っている。
【画像】筆者自宅