人工知能やロボット技術による「スマート農業」を研究する国内唯一の施設が、北海道大学に完成しました。
人手不足など農業の課題解決に取り組みます。
連載「じぶんごとニュース」
北海道大学にオープンしたスマート農業教育研究センターは、最先端の人工知能やロボット技術を農業に活用する研究を行います。
センターの「ロボット監視室」では、高速のインターネット回線を使い、北大構内やおよそ40キロ離れた岩見沢の畑にある無人のトラクターや浦臼町のブドウ畑の作業車両をコントロールできます。
また「ロボット格納庫」では、これまでの研究で開発した自動運転のトラクターなどを見ることができます。
北海道大学大学院農学研究院長の野口伸教授がこの施設の意義を教えてくれました。
「できるだけ人手によらない農業にしていくことと、データを利用した農業で若い人たちが農業に入りやすくする。そういった目標に向けてこの組織を使って推進できれば」
今後、センターでは国内スマート農業の拠点として研究を進めるとともに、スマート農業に関心を持つ生産者や教育機関の相談にも応じるということです。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月31日)の情報に基づきます。
■夏に積もる「雪」の正体とは?北海道民なら知っている初夏の風物詩