HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
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昭和・平成では当たり前だった事が、令和を生きる若者にとっては“驚き”に変わっています。 昔の行楽は今とは、一味も二味もちがう!
今回もスゴイ、夏の風物詩を紹介しました。
カンガルー対 人とのボクシング対決!
札幌の七夕まつりで行わました。
多くの子ども達が見守る中、白熱した勝負が繰り広げられています。
男性の容赦ない右ストレートがさく裂…すると、カンガルーもすかさず豪快なキックで反撃します。
「カンガルーの穏やかなイメージと違う。」と令和さんは驚いていました。
この七夕まつりは”さっぽろ夏まつり”のイベントの一つ。 1954年に始まり、花火大会、盆踊りなどは当時から変わらず引き継がれています。 やぐらを中心に、大人も子供も太鼓に合わせて踊る様子は昔も今も変わりません。
北海盆踊りの恒例でもある仮装大会は時代の色を映し出します。
昔から、”さっぽろ夏まつり”で一番の盛り上がりを見せるイベントが、”ビアガーデン”。
令和の今では近隣住民への騒音を配慮しつつ、おいしいグルメをつまみに会話に花を咲かせるビアガーデンですが、昔はというと…
ド派手なサンバカーニバルに太鼓隊の演奏まで。 会場のボルテージも常にマックス! 当時の終了時間10時を過ぎてもまだまだ飲み足りない大人がたくさんいました。
1957年から始まったビアガーデン。 お酒好きが多かった昭和にはこんなものまで登場しました。
走るビアガーデン! 車両ひとつをビアガーデンにした、その名も“ビアガ列車”。
さらに、釧路ではまさかの駅のホームにビアガーデンを作ってしまいました。 ビアガーデンは特急が来ない2時間のみ。 その間にJRの職員が総動員で素早く設営。 ジャズやよさこいで盛り上がっているのもつかの間…次の特急が来ると、お開きです。
さらに、すごい映像が…
1960年の夏まつり中に札幌市内に出現した特設ステージ。
観客たちの目の前で行われているのは…今では考えられないイベントでした。
子ども達の視線の先で行われていたのは…“ビール早飲み大会!”
スタートの号令と同時にビール瓶のふたをあけ、ものすごい勢いで飲み干す大人たち。 女性だって負けてはいません。
なりふり構わず、ぐいぐい一気飲み。
ルールの詳細は分かりませんが、真剣に審査している様子も見受けられました。
現在は”ビールの早飲み”はもってのほか。
危険性を札幌保険医療大学の荒川先生に聞いてみると…
一気に飲むとアルコールの分解が間に合わず、血中濃度が急激に上昇。
体の機能がマヒしてしまい、呼吸困難や心肺停止の恐れもあり、命を落とすことに大きくつながると言います。
時代が変わり、お酒は慎重にゆっくりとおいしく楽しんでください。
1964年、お盆の平岸霊園。 今も昔もお墓参りの文化は変わらずご先祖をまつったお墓をきれいに掃除、お供えをしています。
当時は墓地のいたるところでこんな様子をよく目にしました。
墓前でピクニック!?いったい、なぜ?
「当時は娯楽も少なかった。レジャー感覚だったのかも知れない。お供えしたものを先祖と一緒に食べる意味もあるのではないか。」と平岸霊園の管理課の方は話します。
令和のいまでもお墓の前で軽食を済ませる方も少しはいるそうです。
※掲載の内容は番組放送時(2023年8月17日)の情報に基づきます。