視聴者からの疑問や悩みを調査するHBC報道部のもんすけ調査隊。
今回は、真駒内滝野霊園に「モアイ像」がある理由を調査しました。
1981年に開園した真駒内滝野霊園は、札幌の中心部から車でおよそ45分、総面積180万㎡、札幌ドームおよそ32個分という北海道内最大級の霊園です。
モアイ像については前編の記事でご紹介しましたが、真駒内滝野霊園には、さらに驚きの光景が…
この頭のような物の正体は、皆さんお分かりの通り、大仏。
鎌倉の大仏とほぼ同じ大きさの13.5m、総重量1500トンもの巨大な大仏が、ラベンダーの花が咲き乱れる、ドーム型の丘に覆われているのです。
建築家 安藤忠雄さん「大仏を大切にして見えないようにした」
この頭大仏をデザインした人こそ、世界的にも有名な建築家・安藤忠雄さんなのです。
「中国の敦煌にも大仏があり、インドのアジャンタにも大仏があるが、だいたい仰ぎ見るもの」
中国やインドに古来よりある寺院をイメージし、元々あった大仏を、ドームで覆ってしまったのです。
ちなみに大仏殿には、お骨預かり施設もあります。
ふる里公苑・高橋幸雄名誉会長は、「ビックリしました。意味を飲み込むのに時間がかかりました」と話します。
建築家・安藤忠雄さんは、「今まであった大仏を大切にして生まれ変わらせる。魅力のあるものを札幌で作っていかないといけない」と話していました。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月11日)の情報に基づきます。
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