2023.08.20

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【なぜ?】巨大モアイ33体が、札幌の霊園に?!ストーンヘンジまで…その理由とは

あの石像には、意味があったんです!
 
視聴者からの疑問や悩みを調査するHBC報道部のもんすけ調査隊
こんな疑問が寄せられました。

モアイ大好きさん(30代・札幌在住)
『真駒内滝野霊園には、なぜモアイ像があるのでしょう。調べてください』

霊園なのに、なぜモアイ!?

1981年に開園した真駒内滝野霊園は、札幌の中心部から車でおよそ45分、総面積180万㎡、札幌ドームおよそ32個分という北海道内最大級の霊園です。

その由緒正しき霊園に、なんと!南米チリ・イースター島のようなモアイ像があるのです。

さっそく現場に行ってみると…
門の内側には、我々を待ち受けるかの様に、巨大なモアイ像が。

大きいもので高さ9.5m、重さ120トンものモアイ像が33体。

そして、門の横には小さなモアイ像。

ベンチまでモアイ像なのだ!

一体、なぜ。
 
園内を見まわしてみても、来園者のほとんどが外国人。
ようやく日本人を見つけて話を聞くことができた。

しかしどの訪問客も
「ぜんぜん考えたことがなかった」
「みんなの幸せを願ってじゃない?」
「石屋さんがあるから?」
と、その理由は知らないよう…。

さらに、この霊園の不思議な光景はコレだけではなかったのです。

モアイ像の奥には、イギリスの古代遺跡、ストーンヘンジ!

世界遺産にも指定されているストーンヘンジは、高さ5mもある巨大な石が、円形状に配置されているイギリスの古代遺跡で、今も多くの謎に包まれています。

そのストーンヘンジが、なぜか札幌の霊園に、原寸大そのままにある…。

しかも…

園内には、エジプトのピラミッドにありそうな石像に…

阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の金剛力士像…

中国にありそうな石像まで、実に様々な石像が立っています。

これは一体どういうことなのか?

滝野霊園を運営する「ふる里公苑」の大川さんに話を聞きました。
「霊園と聞くと暗くて寂しいイメージがあるが、明るい施設を作る環境設計を心掛けている。モアイ像やストーンヘンジは、古代のお墓という言われもあり、シンボルとして設置している」

実は、モアイやストーンヘンジなどの石像は、霊園が持つ暗いイメージ払拭するために建てられたのです。

思わぬ効果も…。
「家族一同が会う機会が徐々に失われつつあるが、滝野霊園では家族三世代でのお参りする人が増えている」

今年2月には、大人から子供まで、家族で楽しめる「レストランモアイ」をオープン。

ローストビーフ丼(1200円)

モアイくんカレー(700円)

ラベンダーの風味豊かなソフトクリームも人気だといいます。

ロタンダカフェのラベンダーソフトクリーム(400円)

そして、これらの石像には、さらなる秘密も隠されていました!

園内にある石碑を見てみると、「三十三モアイ地蔵」と書かれています!

このモアイ像、実は、お地蔵様だったのです。

そしてストーンヘンジの横には、なにやら三角形の建造物が。

そして、そこには怪しげな地下への階段が。

このストーンヘンジ、実は永代供養墓だったのです。階段は墓へとつながっています。

【調査結果】
真駒内滝野霊園のモアイ像は、霊園の雰囲気を明るくするための地蔵だった!

ただ、真駒内滝野霊園にはもうひとつ気になる光景が…

頭だけの大仏?!
その理由は、後編の記事でお伝えします。
⇒【なぜ頭だけの大仏?!実は世界的に有名な建築家が関わっていた!込められた意味とは

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部IKU

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2023年8月11日)の情報に基づきます。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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