北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2023年4月3日〜7日ピックアップ分)
福寿草の花に囲まれて、春の香りを気持ち良さそうに、思いっきり吸い込んでいるかのようですね。
(花粉症の方には申し訳ないのですが)春の森は、雪と氷に閉じ込められていた、さまざまな香りが開放されて、その濃厚さに満ちていて、生きている森の息吹きを感じます。
きょうから、実質的に新年度スタートという方も多いことでしょう。
新しい環境、新しい出会いに感謝して、春の始まりを楽しみたいと思います。
枝から、まさに飛び上がろうとした瞬間なのでしょうか?
開きかけた翼が、短い手にも見えたり、クリオネっぽく見えたりと、とってもかわいいですね。
シッポが開いているのも、ドレスをまとっているかのよう。
シマエナガは、このシッポを〝第3の翼〟のように器用に使って、他の鳥には出来ないようなトリッキーな動きをすることがあります。
あと、足でつかんだ木の実を、口に運んでムシャムシャとたべたり。
かわいい以外にも、様々な魅力が満載のシマちゃんなのです。
貴重なお写真をご投稿いただきました、4枚の連続写真です。
1枚目は、着地する木まで、あと1.5mの姿。
水平飛行から、カラダを起こして、空気を貯め込むようにしてブレーキにしています。
2枚目は、木まであと1m、空気を大きくはらんで、フルブレーキ!
表情にも、やや緊張が走っているかのよう。
3枚目は、あと50cm、手と足を思いっきり前に伸ばして、やや目を細めて、着地の緊張感が伝わってきますね。
4枚目、足から着地、そこそこの衝撃があったようです。
森の中を滑空して、木に着地するのは、毎日やっていることなのでしょうが、やはりそれなりの危険が伴うのでしょう。
そんなエゾモモンガもスゴいけれど、撮影なさった @kazyida さんもスゴいですね。
ちなみに私は、かなり前のことですが、着地に失敗して、木に思いっきり顔を打ち付け、鼻血を出して、しばらく動けなくなっていたエゾモモンガを、ビデオカメラで撮影したことがあります…ビックリでした!
大きくても、重さが5g(1円玉が5枚分)で、日本で最も小さい鳥と言われています。
ヨーロッパの昔話では〝小さな鳥の王様〟として、しばしば登場します。
日本での名前は、キクイタダキと言います。
いずれもその由来は、頭のてっぺんにある、黄色の羽毛が、何かのひょうしにパカッと開くので、それがヨーロッパでは、王様の冠に見えたり、日本ではキクの花にたとえられたりしているのだそう。
頭からシッポまで、およそ10cmと小さく、さらにすばしっこいので、なかなか「きょうの1枚」のように撮影するのは、至難の業です。
写真では大きさがなかなかわからないので、キタイイズナかエゾオコジョか、迷うことも多いのですが、この写真は、はっきりとエゾオコジョとわかります。
シッポの先が黒いのは、オコジョ。
真っ白な冬毛から、茶色と白のツートンカラーに変わっても、オコジョのシッポの先が黒いのは変わりません。
〝山の妖精〟とも呼ばれる、かわいらしい姿をしたエゾオコジョですが、肉食のほ乳類では世界最小クラスで、自分のカラダほどもあるネズミや、ときにはナキウサギをつかまえて食べちゃいます。
文:インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
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