北海道のママ応援サイト「EZO MAMA」(エゾママ)と、Sitakke編集部によるコラボ連載、『#北海道ママコミュニティ図鑑』。
この連載では、北海道在住のママが中心となったイベントやコミュニティの活動内容をご紹介します。ママ向けのイベントやコミュニティ参加に興味がある人はもちろん、様々なママたちのインタビューを通し、多種多様な価値観に出会う”きっかけ” をお届けしてまいります。
取材に答えてくれたのは、「けん玉先生」の資格を持つ小山重樹さん。6年前、娘さんが夢中になったことをきっかけに、家族ぐるみでけん玉にのめり込むようになったそうです。数々の大会で表彰され、2021年には歌に合わせてギネス記録更新にチャレンジするけん玉ヒーローズとして紅白歌合戦にも出場されています!新しい技にチャレンジして成功ときの興奮や、「手軽にどこでも誰とでも楽しめる」ことがけん玉の魅力だと話す小山さん。老若男女誰でもけん玉で交流できる場を目指してイベントを開催しています。
2022年1月から札幌市内で、けん玉で交流できるスペースを月1回程度のペースで定期的に開催しています。
「けん玉のイベントって何をやるの?」と思う方が多いと思いますが、けん玉のワークショップやけん玉検定会などのけん玉のレベルアップにチャレンジできる場はもちろんですが、レベルに関係なく、初めて触れるお子さんや、けん玉ができない同伴の方も参加できるけん玉を使ったゲーム大会なども行っています。
初めてけん玉やってみたい方も、けん玉仲間を増やしたい方も、検定をビシバシ受けたい方も、老若男女どんなレベル方でも「けん玉」っていう木のおもちゃを通じて交流できる場所になるように心がけています。
「けん玉」って一人黙々と「技を極める」みたいなイメージがあると思うのですが、人と集まって、一緒に遊んで、みんなで「できたー!」「やったぁ!」って喜びを共有するほうが、100倍楽しいです。
札幌市内でも児童会館や学童保育などで昔遊びとしてけん玉を楽しんでいたり、自宅で楽しんでいる方々も多くいるのですが、技術向上のための練習会としてだけでなく、誰でも集まって自由にけん玉で交流できる場所はあまり多くなかったので、「じゃ作っちゃお」と思ったのが理由のひとつ。
もうひとつは「初めてけん玉やってみたい」という方の入口を作りたかった。
けん玉の遊び方って、最初は「玉を上に引き上げて、お皿にを乗せる」イメージがあると思いますが、初めての方や特に小さなお子さんだとかなり難しい身体の動きだったりするので、そこで諦めちゃうことも多いです。もっともっと簡単な遊び方・・・例えば積み木みたいにして遊ぶとか・・・からはじめて、少しずつステップアップして 「できたっ!」って笑顔を増やせるお手伝いができればといいなと思っています。
学校や塾、習い事と違って、年齢性別様々な方々が自然と交流できる場所って、子どもたちにとってすごく良い経験になっていると思います。
親子で一緒に遊んでみたら楽しくて、次に参加されたときは「けん玉買っちゃいました(笑)」と声をかけてくれた保護者の方もいました。そうやってご家族で参加されている方もいますし、検定や大会にチャレンジするために参加されている方もいて、いろいろなレベルや年代の方々に参加いただいています。
先にけん玉を始めた娘(11歳)も、けん玉が楽しい理由は「できたっ!」っていう達成感もあるけど、「いろんな人と会えるから」って言うんです。ただの木のおもちゃなんですけど、すごく魅力的なコミュニケーションツールだと感じています。
「お子さんに経験させてみたい」、「家族で楽しんでみたい」、「冬の運動不足を解消したい」など、興味がある方ならどなたでも「いらっしゃいませ」です。
「初めてだし、できる自信ないし・・・」と思う方も多いと思いますが、参加者の多くは、けん玉で「できたっ!」って喜びを知っているので、初参加の方が初めての技に成功したとき、ともすれば成功した本人よりも周りが一緒に喜んでくれる雰囲気があります。
けん玉は「できたっ!」って喜びを繰り返し経験できるので、その積み重ねが、お子さんに限らず自己肯定感を高めて、新しいことにチャレンジする気持ちに繋がるし、意外と運動量もあって、5分から10分遊んでいると汗をかいてくるくらいなので、遊ぶついでに軽く運動したいという方にもおすすめです。
親子で同じレベルで楽しめたり、一緒に上達していける遊びって意外と少ないので、けん玉は手軽ですごくオススメです。
それでも、けん玉に限らずですが、家族だけでスポーツなどに夢中になってくると、どうしても親は 「教える」ポジションになってしまいがちです。必要以上に子どもに期待しすぎちゃって、楽しかったことが負担になって行き詰まることも少なくないと思います。自分もそんな経験あるし。
そんなときはやっぱり外に出て、親子共々いろんな人に出会って、少しだけ親子の距離をとることもひとつ。それぞれの立場で楽しんで、刺激されたり、いろいろ吸収したりすることで、お互い楽になったり、気分が変えられたり、別の目標ができたり、何か少し変えることができるのかなと思います。
ドライブとか旅行が好きですが、日常のちょっとした気分転換やリフレッシュは、もっぱらけん玉です(笑)
けん玉っていつでも手軽に、パッと手にとって、ちょっとした空き時間にできちゃうので、止まらなくなって汗だくになっちゃうこともしばしばですが(笑)ほんと結構な運動量があるので、リフレッシュには贔屓目なしにオススメです。
今けん玉は、インターネットやSNSの発達で、国内はもとより世界中に多くのプレーヤーがいて海外のけん玉ブランドも多くあります。日本の「昔あそび」から、ストリートスポーツ"KENDAMA"として進化を遂げており、けん玉ひとつで国内外様々な人と繋がれるのが大きな魅力のひとつです。
私も私の家族も、けん玉をしていなければ出会えなかった多くの人たちや、経験を通じて、人生が少し楽しく豊かになっている気がします。
このコミュニティを通じて、同じように感じてもらえる人が少しでも増えたらいいなと思うし、日常の中の遊びのひとつとして「家にけん玉あって、たまに遊ぶよ」って空気が広まればいいなと思っています。
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▼Special Damars(スペシャルダマーズ)主催のイベント情報、詳細はこちらから!
https://ezomama.jp/event/9018/
企画:EZO MAMA
編集:Sitakke編集部