様々なグルメがある中で、1つのジャンルに詳しい達人が、よゐこ有野さんに堪能してもらいたい究極の一品を紹介するコーナー「有野食道」。
今回は札幌グルメライターのパイオニア・和田由美さんが、おすすめのお店を紹介してくれます。
和田さんは、エッセイストとして札幌の飲食店を取材すること8000件以上!
札幌のグルメを知り尽くした達人がチョイスしたのは、 究極のドリア!なんと、 元々フレンチのシェフだった人がやっているお店で、本格的なドリアを味わえるそう…!
そんな究極のドリアを味わえるお店は、札幌市中央区にある 「パラティーノ」。
白を基調とした可愛らしい外観。店内は全15席とアットホームなお店です。
シェフの阿部さんは、「ミクニサッポロ」など数々のフレンチレストランで腕を振るってきた、本格フレンチシェフです!
和田さんいわく、昭和な落ち着いた雰囲気のパラティーノでは、すごくゆっくりランチを食べられるそう。
ドリアが出来上がるのを待つ間に、和田さん流の、おいしいお店選びの三原則を聞いてみました。
1.店は人なり…
ラーメン店で、「ラーメンのふちにガッと指を入れてドーンと置く」店員さんがいたそう。そういったお店は記事にしないといいます。
お店の「人」がきちんとしていると、安心して紹介できますよね。
2.見合う値段
使用している素材に対して、見合わない値段のものを提供するお店もあるといいます。そういった場合も記事にせずスルー。
3.料理人がかける手間ひま
「きちっと手間ひまかけて作られているとお料理に出る」といいます。
この3つがそろったお店が、和田さんが記事にしたくなる、いいお店だということです。
そんな和田さんのチェックをクリアした、おすすめのお店のひとつが「パラティーノ」。
ランチは、シェフこだわりの前菜とスープがセットになっていて、まるでフレンチのフルコースのように楽しめます!
前菜の「 若鶏のフリットバルサミコソース」は、酸味がきつくなく、とても食べやすいです!
冷製ジャガイモスープはこしてあって、舌触りが非常になめらか!
そして、達人おすすめのホタテのクリームドリア。
北海道産のホタテがドーンッと4つ乗った贅沢な一品です!
ホタテエキスを含んだ 自家製のホワイトソースの上に、フレンチでも使用する「 モルネソース」をたっぷりとかけることで、冷めても硬くならず、最後までホタテのうまみが口いっぱいに広がります!
ホタテは「ポシェ」という軽くお湯を通すような調理法のため、中は生の状態。食べるとき、ホタテのレアな食感が残っていて、非常に柔らかいです!
そしてこのドリアの真ん中には、トマトソースが入っています!
クリーミーな味わいに飽きてきたころに、このトマトソースが出てくるのでお口直しみたいな形で楽しめちゃいます!
和田さんは、「私たちの時代って、洋食がものすごくごちそうだった時代。たくさんフルコース、フレンチを食べてきたが、気楽に友達とランチをするならこういうところが好き。お話しながら食べられる」と話していました。
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Palatino(パラティーノ)
札幌市中央区北四条西14-1-63 ミニ大通ビル 1F
営業:水曜~日曜
ランチ:午前11時半~午後3時
ディナー:午後5時半~午後8時
定休日:月曜・火曜
電話番号:011-206-6768
※掲載の内容は「ブラキタ」放送時(2022年8月)の情報に基づきます。