北海道大学近くのとあるマンション1階。まだオープンから半年弱というのに、もうずっとここにあるかのように地域に馴染み愛されている喫茶店があります。
2022年4月2日にオープンした『喫茶ペエジ。』です。かくいう筆者も取材で訪れたつもりが、そのレトロな癒し空間の虜に……。その魅力、たっぷりお伝えします。
『喫茶ペエジ。』はオーナー福島さんがおひとりで切り盛りしています。飲食店等で働きながら抱いていた「いつか自分の喫茶店をもちたい」という夢を形にしたこのお店。店内にはアンティーク感溢れる家具やインテリアが、センスよく配置されています。
壁や天井に至るまでDIYをしたこだわりの店内。その温かみある雰囲気は優しく朗らかな福島さんの人柄を表しているかのようで、とても居心地がいいです。店内を流れるジャズの音色も長居を誘います。
『喫茶ペエジ。』の店内にはカウンター横や入り口付近に本棚があります。短歌集、正岡子規・島崎藤村・夏目漱石などの近代文学全集、レトロな雑誌など、並んでいる本のラインナップもまた秀逸。本は自由に手に取って読むことができます。
また、福島さんが喫茶店を開くにあたってこだわったのが完全分煙の喫煙エリア。壁やドアで分室化されているので喫煙者の方もタバコを我慢することなく、ゆったりと飲食を楽しめますよ。
ドリンクの種類が豊富なのはもちろん、フードメニューやスイーツが充実しているのも『喫茶ペエジ。』の特徴。「思いついたらすぐメニュー化するので、どんどんメニューが増えていくんですよね」と笑う福島さん。
通常20時まで営業している『喫茶ペエジ。』はコーヒーブレイクからがっつりごはんを食べたいときまで、どんなシーンでも頼りになります。「お腹いっぱい食べてほしい」と、カレーやドリアなど一部メニューは大盛りも無料で対応!
さて、今回注文したのは時期限定メニュー「チョコバナナトースト」(ドリンクセット税込950円)。厚切りトーストの上にアイスクリームやバナナ、イチゴ、ホイップクリームがトッピングされ、仕上げにキャラメル&チョコソースをたっぷりかけている至福のスイーツです。ボリューミーな見た目に反して、クリームやアイスは甘さひかえめなので飽きることなく最後まで美味しく堪能できました。終了時期は未定ですが、2022年9月以降も提供予定とのことなのでお見逃しなく。
セットドリンクとして注文したアイスコーヒーもすっきりした味わいで美味しい! ファンが多いのも納得です。
今回はスイーツを注文しましたが、フードメニューで1番人気の「ハンバーグと半熟卵のデミグラスドリア」(税込900円)や「鉄板卵の巻いてないオムライス」(税込830円)も気になります。ケーキも週1~2回メニューが変わるそうで、何度でも通いたくなりますね。
この記事を読んでいるSitakke読者さんのなかにも、日頃の仕事や家事、育児に追われ、「今日はあれしなきゃ、これしなきゃ」とTO DOリストが頭の中でぎゅうぎゅう詰めになっている方は多いはず。「喫茶店でゆっくり過ごす時間もなかなかとれない……」という方こそ、ぜひ『喫茶ペエジ。』を訪れてみてください。心地良い店内で美味しいコーヒーや料理を味わっていると、不思議と肩の力が抜けてリフレッシュできますよ。
この幸せな時間を、ぜひあなたにも過ごしてもらえますように。
喫茶ペエジ。
■住所:北海道札幌市北区北22条西9丁目1-3
■電話番号:080-9993-5322
■公式Instagram:https://www.instagram.com/cafe.peeji/
※掲載の内容は取材時点(2022年8月)の情報に基づきます。最新の情報はお店にお問い合わせください。
文:haruka
Twitter:@HarukaWriter
【画像】筆者撮影