この時期、北海道にしか出回らないおいしいもの・・・
それは・・・
今が旬!
北海道の春の味覚、春ニシン!!!
生ニシンは塩焼きくらいしかレパートリーがないという方、多いのでは?
今回は簡単だけど手が込んで見える!
2種類のアレンジをプロの料理人に教えていただきました。
教えていただいたのは、日本料理の老舗「すすきの浪花亭」の総料理長、村井隆さん。
キッチンばさみと素手でできる!
ニシンのおろし方も直伝いただきます。
包丁で3枚おろしするよりもずっと簡単なんだとか。
魚をさばくのは苦手・・・という方にもぜひ挑戦してほしい!
まずニシンの腹を、ハサミで切ります。
肛門と卵のつなぎ目まで切ります。
卵(または白子)を取り出し、3%の塩水につけます。
3、ニシンの腹の部分は水洗いし、血合いと浮袋をとります。
キッチンペーパーで水気をとります。
※水を使って洗うのはここだけ!
水を使うと身の鮮度が落ちてしまいます。
4、ニシンの背に沿って、背びれと平行に2カ所、包丁で切れ目を入れます。
5、切り込みの間に親指を入れ、身と背骨を割くように3枚に分けます。
6、骨が多い腹は切り落とします。
皮目を上にして、鹿の子状に切り目を入れます。
※小骨の多い皮目は、鹿の子切りにすることで骨が気にならなくなります
切り目を入れたら、食べやすい大きさに切ります。
8、塩水に漬けておいた卵(または白子)は水洗いし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
9、身と卵(または白子)の両面に塩(適量)を軽く振り、臭みを取ります。
両面に小麦粉(適量)をまぶします。
10、フライパンにサラダ油(大さじ3)を入れて熱し、ニシンの身と卵(または白子)を3分焼きます。
ここで、油はたっぷりと使うのがポイント!!!
揚げ焼きにすると、小骨が食べやすくなり臭みも消えます。
※ニシンの身は皮目から焼いてください。
11、ひっくり返して2分焼きます。
フライパンから取り出し、数の子や白子は食べやすい大きさに切ります。
ここまでできたら、あとは調理!
味違いの2品を作ってみましょう。
<材料>
・カブ 1/2個 ・小葱 適量 ・ゆず 適量 ・しょうゆ 大さじ1 ・酢 大さじ1
(しょう油と酢の代わりに、ポン酢でも◎)
<作り方>
1、 カブは皮ごとすりおろします。
ザルで水気を切ったら皿に盛り付けます。
2、ニシンの身の半量と卵(または白子)をカブの上に盛り付け、あらかじめ混ぜておいたしょうゆと酢(またはポン酢)をお好みの量だけかけます。
3、小ねぎをかけて完成!
お好みでユズや山椒をかけるのもおススメです。
焼いた白子はクリーミー!
外はカリっと、中はトロトロです。
鹿の子切りと揚げ焼きの効果で小骨も気になりません。
カブの風味とニシンは相性バッチリ!
大根おろしではなくぜひカブで試してほしい一品です。
続いては、中華風にアレンジ♪
お子さんでも食べやすく、ご飯に合う一品!
<材料>
・ピーマン 1個 ・人参 1/4本 ・ウインナー 4本
・ケチャップ 大さじ3 ・水 大さじ3
・しょうゆ 大さじ1 ・みりん 大さじ1と1/2 ・ごま油 大さじ1
<作り方>
1、ボウルにケチャップ、水、しょうゆ、みりん、ごま油を混ぜておきます。
2、フライパンにピーマン、ニンジン、ウインナーを入れさっと炒めます。
ウインナーが魚の臭み、クセをとってくれるのでお子さんでも食べやすい♪
3、調味料を加え、沸きそうになったら火を止めます。
焼いたニシンを加え、さっと混ぜたら皿に盛り付けます。
甘酸っぱいタレがニシンと意外に相性ばっちり!
ぜひ皆さんもお試しください。
※掲載の内容は番組放送時(2022年3月9日)の情報に基づきます。