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国の史跡で、現存する駅逓所では、道内最古の「島松駅逓所」。
駅逓所とは、旅人に馬を貸したり、宿泊もできる北海道独自の施設で、1877(明治10)年には、9か月の任期を終えたクラーク博士も、この島松駅逓所に立ち寄りました。
ここを発つときに、見送りの生徒らに「ボーイズ・ビー・アンビシャス〜少年達よ、大きな志を抱きなさい」と言ったといわれます。
当時ここを経営していた中山久蔵は、北海道の稲作に尽力した人物で、ここは「寒地稲作発祥の地」でもあります。
北海道の農業の発展に尽力した人物2人の碑が、現在もこの地に並んでいます。
2022年2月3日 放送
撮影:久山 祐史 さん(恵庭市 在住)