「部下に仕事を任せたいけど、なかなか任せられない……」「どんどん自分の仕事が増えていくばかりでストレスを感じる」部下を指導する立場であるあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
このように感じている方は意外に多いもの。しかし、人の上に立つ者として必要な要素は、部下を上手く動かすマネジメント能力です。
そこで今回は、企業研修マナー講師である筆者が部下への上手な仕事の任せ方についてお伝えします。
仕事をする上で、まず、部下を信頼するということは重要なポイントです。
部下の欠点ばかりを見るのではなく、良いところを積極的に探し、言葉に出すことで部下も“信頼されている”と上司に心を開き一緒に頑張ることができます。
いつでも部下を受け入れられる”ゆとり”を持つこと。
そして、仕事以外の雑談も大切に、気兼ねなく話し合える環境を上司が作っていけば、部下も相談をしやすくなります。
普段からコミュニケーションをこまめにとることで部下の性格や適性を知るきっかけにもなります。
部下がどんなタイプの人間で、どんなことが得意なのかを把握し、それに合わせて仕事を割り振ります。
今、部下がどのくらいの仕事の量を抱えているか、そして、余力はあるのかを見極めた上で仕事を振ることが大切です。
仕事ができるからと一方的に任せるのは、上司として思いやりがありませんよね。
部下に仕事を振る前に計画的に事前準備をし、その上で業務の振り分けをすることが大切です。
部下の能力を上手く活用し、業務を効率よく回せるかは、上司の腕にかかっているといっても過言ではありません。この時の手順は以下の通りです。
1:任せる仕事の内容の選定
2:任せる部下の選定
3:部下に業務内容を詳しく説明し振り分ける
4:期日を決める
上司は、自分の仕事も進めつつ部下の仕事の状況なども把握しておく必要があります。
自分一人で抱え込むのではなく、チームワークを生かして全体で上手く仕事が回るように仕事を振り分けたいですね。
文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
ブログ:「魅力開花」立ち居振る舞いシンデレラマナーレッスン東京・日本橋・松山
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