2021.12.28

育む

「イヤイヤ期やプチ反抗期に悩むママたちと"一緒に考える場“をつくりたい!」みんなで応援し合うコミュニティ #北海道ママコミュニティ図鑑vol2

北海道のママ応援サイト「EZO MAMA」(エゾママ)と、Sitakke編集部によるコラボ連載、『#北海道ママコミュニティ図鑑』。

この連載では、北海道在住のママが中心となったイベントやコミュニティの活動内容をご紹介します。ママ向けのイベントやコミュニティ参加に興味がある人はもちろん、様々なママたちのインタビューを通し、多種多様な価値観に出会う”きっかけ”をお届けしてまいります。

イヤイヤ期の親子向けイベント企画・運営コミュニティ:「こそだてvillage(by #反コレ展覧会)」

取材に答えてくれたのは、代表のまつもとなおこさん。札幌市在住のまつもとさんは、北海道が大好きな、8歳のお子さんを育てる1児の母。ウィンタースポーツやオシャレなど、趣味や家族と過ごす時間を大切にしています。子育て支援を始めたのは、イヤイヤ期の我が子の写真を展示した写真展がきっかけだそうです。「一人で何でもやろうとしない」をモットーに、イヤイヤ期の親子向けイベントを企画する活動をしています。

「イヤイヤ期はみんなどうしてるの?」当事者のリアルな悩みを共有できるコミュニティ

コミュニティの活動内容について教えてください。

「イヤイヤ自己主張期の親子の応援団」として活動しているコミュニティです。運営は子育て中の親が中心。1歳位から始まる自己主張期(イヤイヤ期・プチ反抗期)のお子様さん・親御さんのリアルな写真を展示した「#反コレ展覧会(反抗期コレクションの略)」や、不定期で集う共有・共感の場「こそだてvillage」(親子サロン)を企画しています。

参加者はイヤイヤ期&プチ反抗時期の約1歳~9歳位までの親子が多いです。「自己主張期」の同年齢の子供同士が「お互い様」な関りを持つことが出来る事&イヤイヤ期育児の対応など当事者のリアルな話を聞くことも出来ます。

赤ちゃんママが情報収集に来てくれたり、先輩ママが思春期のお話をしてくれる事もあるので、色々な角度からの対話が勉強になります。子育ての見通しを立てる事で、心にゆとりがうまれると思います。毎回テーマを設けて開催しているので、初対面同士でも共通の話題が出て話が弾むのもこの会の魅力です。

今まではコロナ禍という事もありオンライン開催が主でしたが、2022年からリアル開催も始まります。

コミュニティを立ち上げたきっかけって?

我が子のイヤイヤ期写真を撮り溜めたことから誕生した写真展「#反コレ展覧会(反抗期コレクション)」がきっかけでした。この写真展は、2016年より北海道全域で開催。総来場者は約1700人を超えます。親子で見に来てくださる方も多いのですが、「子供連れだとじっくり見ることが出来なく残念」という声が多く寄せられました。

そこで「子供が楽しめるスペースもあったらいいよね」という思いから、2020年に立ち上げたのが「こそだてvillage」です。新型コロナが大流行中だったので感染対策を取りながら少人数で集える場を!と企画していましたが、緊急事態宣言によって開催予定だった場所も休館してしまいました。

どうしようかと悩みましたが「ZOOM」を使用したオンライン会に切り替えて開催。参加者は全国各地へ広がりました。「時間も場所も関係なくマスクなしで話せる!」と参加者の皆さまからも嬉しい感想を頂いています。オンラインに切り替えたおかげでどんな状況でも集う事が出来ています。

一人で悩むママたちに「一緒に考えよう!」と、伝えたい。

活動を通してどんなことを得られますか?

育児に悩んだり困っている時、一番うれしいのは共感でした。床に転がり泣き叫ぶ姿を見た時は「まさか自分の子が…」と衝撃でしたが、活動を通じて他にもイヤイヤする子がいる事を知りました。先輩ママからの「自己主張できるなんていいね!」という一言にもホッとしました。「一緒に考えよう!」と言ってもらえた事がどれだけ勇気づけられたか…。皆さんとの出会いには感謝の気持ちでいっぱいです。

会でお話を聞いているうちに自己主張の裏側には理由が隠れていると気が付き「我が子の主張にもきっと理由がある」と観察をする事で、イライラすることも減りました。

自己主張期エピソードに遭遇すると「また素敵なエピソードが増えた」と喜んでしまうのは、きっと話をする・聞いてくださる人や場があるからだと思っています。

その人その人にあった子育ては必ずある!今度は私が「次世代に共感や安心をお伝えしたい」という思いで活動しています。

「イヤイヤ期・反抗期」の親御さんはもちろん、幅広世代のママパパも!

どんな人たちにコミュニティに参加してもらいたいですか?

イヤイヤ・プチ反抗期渦中の親御さんはもちろん、「イヤイヤ期って何?」と思う赤ちゃんママから興味のある単身者、先輩ママパパまで、幅広い年代の方にご参加頂きたいです。「こんな話聞いてもいいかな?」と思うその話題が、誰かの参考になることも多いです。ママを応援したい方や「こんなテーマで開催したい」など企画好きな方も大歓迎です。そしてこれからは、男性にも参加していただきたいと言う願望もあります。
 
欲張りに色々言いましたが、年齢、性別、立場問いません(笑)。皆さんの自己主張期のお話も伺いたいので、良かったら遊びに来てください!

「Sitakke」ママ読者へのメッセージ

子育てをこんなふうにして乗り越えた、楽になったなど、工夫がありましたら先輩ママとして是非教えてください。

子育てするうえで大切にしたことは「一人で何でもやろうとしない」という事です。私も最初は一人で出来るだろうと、様々な事を完璧にこなそうとしました。そうするとガタが来てしまって…、心身ともにボロボロになることもありました。これでは、「自分にも赤ちゃんにも良くない!」と、まずは家族にたくさん甘えました。それでも手が足りない部分はどうしたら良いか家族で話し合います。その結果、行政・民間問わず様々な人やサービスと出会うことが出来ました。子供をきかっけとして出会った人達は今でも大切な存在です。

自分の時間はどのように過ごして気分転換やリフレッシュをしていますか?

私のリフレッシュ方法は、出産前からの趣味時間を大切にする事です。一人でカフェに行き本を読む、スノーボードに行く、ゴロゴロする、友人に会うなど…、それはお母さんとしてではなく、「私」に戻ることができる必要不可欠な時間だと考えています。

面白いと思うのは、私の趣味に家族が巻き込まれていることです。8年経ち、カフェもゲレンデも、ゴロゴロも子どもと一緒に楽しんでいる今があります。もちろん一人で堪能したい時は思いっきりさせて貰っていますが、親子で一緒に体験する事を通して、子どもも新しい趣味が増えました。その逆で、子どもの趣味が私に伝染することもあり、どんどん世界が広がっています♪

最後に一言あれば、お願いします。

今後は、イヤイヤ自己主張期を共に応援する仲間を各地に作りたいと考えています。どこの地域に行っても悩みを話せたり、自己主張を見守る仲間が集う場所があると安心しますよね。

自己主張強めの我が子が「生きやすい社会を作りたい」と自ら動いたことで随分まわりにも浸透したように感じます。小さな事しかできませんが次の世代が更に子育てしやすい社会になる様、応援されたい人と応援したい人を繋いでいきたい!

今は孫の代まで続けていけたらいいなと運営チームで話しています。

***

▼こそだてvillage(by #反コレ展覧会)主催のイベント情報、詳細はこちらから!
https://ezomama.jp/event/8725/

企画:EZO MAMA
編集:Sitakke編集部

EZO MAMA(エゾママ)

北海道のママ応援サイトで、ママが“つながる”コミュニティやイベント情報を掲載♪ 北海道で活動しているコミュニティ(営利活動や企業はNG)は無料で掲載可♪

https://ezomama.jp/

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