2025.10.01
暮らす北海道のあす2日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
大雨の原因をきょう1日(水)の朝6時の天気図で解説します。北海道の東に高気圧があります。高気圧周辺は時計回りに風が吹くで、高気圧の周りを回って南から暖かく湿った空気が、胆振や後志など道央を中心に流れ込みました。その空気が山にぶつかり、雨雲が発達しました。さらに、上空5500メートル付近には…
寒気が流れ込んだため、上空と地上付近の気温差が大きい。つまり大気の状態が非常に不安定になり、さらに雨雲が発達しました。胆振の白老町森野では、午後4時半までの24時間に10月の観測史上最大となる365.5ミリの雨が降りました。
また、「記録的短時間大雨情報」という、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨、だいたい1時間に100ミリ前後の雨を観測したり、レーダーで解析したりしたときに発表される情報が白老町付近には2回、黒松内町付近でも1回発表されました。
今後も日高地方は雨が降りやすく、胆振地方でも再び雨が強まります。胆振や石狩南部ではあと数時間は、1時間に50ミリの非常に激しい雨に注意して下さい。札幌周辺でも夜9時以降は、にわか雨の可能性があります。
あす2日(木)朝は雨のやむところが多くなります。ただ、大気の不安定な状態が続き、天気の急変に注意が必要です。
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