2025.09.28

深める

「“自分一人しか考えていない”孤独はつらいから」漫才師と20歳の起業家が向き合う北方領土

仕事として請け負った配信で見えたもの

先週、根室で開かれた北方領土のフォーラム。
久保さんはその様子をYouTubeで配信していました。
返還運動関連での初めての、仕事として請け負った配信です。

講師を務めるのは、全盲の祖父・幸雄さんら、久保さんの家族。

90歳になる幸雄さんは参加者にこう語りかけます。

「私の子どものころは、幸いソ連軍にいじめられはしなかったのですが、慣れない生活には大人たちは苦痛であったと思います。子どもでもこの2年間は長く感じた」

講演のあとに会場から配信したのが、アップダウンの北方領土漫才です。
久保さんが見たのは、このときが初めてでした。

「エンターテイメントとして活動されているのは、領土問題にとっても、そして僕にとってもすごく勉強になりましたし、すごく良かった」

今を生きる世代が変わっていく中で、北方領土問題を風化させず、多くの人たちに伝えるには、どうすればいいのか。

それは、私たちの未来を考えることでもあります。

連載「じぶんごとニュース

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年8月27日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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